NCCIC、DNSインフラストラクチャハイジャックを広範囲で観測
2019年1月30日(水)
US-CERTは1月24日(現地時間)、「National Cybersecurity and Communications Integration Center(NCCIC)」においてDNSインフラストラクチャハイジャックが広範囲で観測されたと発表された。
DNSインフラストラクチャハイジャックでは、DNSサーバを乗っ取った後、DNS情報を不正に書き換えて偽のサイトに誘導する。DNSユーザは、偽のサイトに誘導され、情報を窃取されるなどの損害を被る恐れがある。
この攻撃に備える施策としては、
〇DNSサポートを変更できるすべてのアカウントのパスワードを再設定する
〇DNSレポートを変更できるアカウントやドメイン登録を実施したアカウントに多要素認証を導入する
〇パブリックDNSサポートを精査し、名前解決が適切に行われていることを確認する
〇不正に利用された証明書を検索によって洗い出し、すべて削除する
DNSサーバがジャックされると、攻撃者は中間者攻撃など危険な攻撃に悪用することもできてしまうほか、問題の発見が遅れる恐れも大きいため、DNS管理者は十分な注意を払うことが強く推奨される。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
注意喚起本文
その他のニュース
- 2024/12/30 マカフィー、2025年のサイバーセキュリティ脅威予測を発表
- 2024/12/30 Debian不安定版をベースとした「siduction Linux 2024.1.0」リリース
- 2024/12/30 JavaScript/TypeScript対応Webフレームワーク「Astro 5.1」リリース
- 2024/12/28 Linuxカーネル「Linux 6.12.7/6.6.68/6.1.122」リリース
- 2024/12/27 Raspberry Pi向け軽量OS「DietPi 9.9」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。