「Windows Subsystem for Linux(WSL) 1.0.0」リリース、一般提供版に

　Microsoftは11月22日(現地時間)、Linux環境をWindows上に構築するサブシステム「Windows Subsystem for Linux(WSL) 1.0.0」がリリースされた。

「Windows Subsystem for Linux(WSL)」を利用することで、開発者は従来の仮想マシンまたはデュアルブート セットアップのオーバーヘッドなしで、ほとんどのコマンドラインツール、ユーティリティ、アプリケーションを含むLinux環境を変更することなく、そのままWindows環境で直接実行することができる。「Windows Subsystem for Linux」は、「Windows 10」および「Windows 11」上で動作する。完全な仮想化環境ではないため、少ないリソースで実行できるなどの特徴がある一方、一部の互換性が失われている。

　「Windows Subsystem for Linux」は、これまでプレビュー版としてリリースされてきたが、今回のリリースで「プレビュー版」から「一般提供(generally available)版」となった。Microsoftは、「Windows Subsystem for Linux(WSL) 1.0.0」で、WSLの機能をWindows 10およびWindows 11向けのMicrosoft Store版としてバックポートし、デフォルトのエクスペリエンス化する予定。

(川原 龍人/びぎねっと)

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