見せサバ完成!費用や作業ポイントを振り返る

2011年8月19日(金)
新藤 望

4-2. 板金加工

マザーボードを確認し、どう加工するかを決めます。今回は、前回使用したASUSのマザーボードとは、以下の2点が違います。

  1. 端子が少ない、中心にある端子の位置が低い
  2. CPUクーラーの位置が高い

現物合わせで確認したところ、背面パネルにケースファンが設置できそうです。そのため、今回は、背面パネルにファンを取り付けます。ファンは、背面パネルに既存の取り付け金具があるため、そのまま使用します。使用しない部分は、端子に干渉するのと、特に使用しないため、切断します(写真参照)。

今回、SSDのマウンタも加工します。既製のマウンタの高さでは、DVD-R0Mを取り付けにくいため、同じ高さにそろえます。

4-3. 取り付け

ケースに入る部分は、170mmx170mmですが、上下のパネルに格納する際に干渉しました。そのため、紙やすりで2mm程度削ります。その後、銅版が見えてるため、絶縁テープを貼ります。

今回のマザーボードは、背面に絶縁用のゴム足が付いています。しかし、支柱に当たらないため絶縁効果が無いので、今回も、絶縁テープ+すきまテープでの絶縁を行います。

背面パネルに付属のねじでケースファンを取り付けます。ケーブル類を取り付けます。

SSD、電源スイッチを取り付けます。まず、ドリルでSSDと、スペーサー取り付け穴を開けます。

  • 赤枠:SSD用
  • 青枠:電源ボード用

DVD-ROM、SSDを取り付けます。SSDは、ケースファンがあるため、ケーブルを上に持ってくる配置にします。

スペーサーを止めます。

電源ボードをねじ留めします。

電源ボード設置後に、以下の電源分岐用のケーブルを接続します(SSDとケースファンでの分岐)。

DVD-ROMのケースを、背面パネルに取り付けます。

スペーサーを適宜、金具に干渉しない場所に取り付けます。

  • 赤線:無線カードの無い方のスペーサーとマザーボードの位置
  • 青線:無線カードのある位置は、マザーボードのスペーサー取り付け位置とはずれています。

無線カードの無いヒートシンクの、もともとのスペーサーの位置は、正面がマザーボードのスペーサー取り付け位置に来るため、スペーサーの配置に利用します。しっかりとは固定できないため、ねじの頭は、テープで絶縁します。

POWERLED用に樹脂ドームカップをLEDのケース代わりに上パネルに取り付けます。適当な厚めのプラスチックを、上パネルのLEDの○を覆うように切り、ホットボンドで接着します。ここでは、ケースファンの包装に使用されていたプラスチックを使用しています。

ホットナイフで、カップにケーブル用のラインを作成します。

反射用に、白い絶縁テープを貼ります。

上パネルのLEDの位置に、電源(20+4ピン)と位置を調整します。○のままだと電源に干渉するため、カップを半分に切ります。ホットボンドや絶縁テープで、貼り付けます。

電源スイッチをつけます。今回は、WiFiの下の空いているスペースを使用します。スペースに合わせ、検証セットに入っているものを使用します。延長ケーブルと、押しボタンスイッチの頭の部分を使用します。
※ここでは、WiFiを使用しないため、とりはずしています。

ホットボンドで、スペースに接着し、その後、押しボタンスイッチの頭の部分を接着します。

背面パネル、上パネル、ヒートシンク、支柱を取り付けます。170mmx170mmのため、ねじが取り付けやすいです。

マザーボードの右側

マザーボードの左側

DVD-ROM側

マザーボード裏

上パネル

背面パネル

電源投入後。LEDを中心に固定できないため、光も偏っています。

青色3mmLEDの場合

4-4. OSインストール

Windows 7 Home Edition(64bit)をインストールします。

4-5. 動作確認

  • インベントリ情報の取得:CPU-Z
  • エクスペリエンス
  • ディスク速度の測定:Crystal Disk Mark

結果

・インベントリ情報の取得:CPU-Z

 

・エクスペリエンス

・ディスク速度の測定:Crystal Disk Mark

元アパレル販売員を経て、某SIerに転職。転職前は[Ctrl]+[C]も知らなかったが、仕事にも慣れ、今年でエンジニア歴7年目を迎える。普段は、主にUNIXの保守、運用を担当。自宅には、Mac 1台、Windows 4台(デスクトップ2:ノート2)があり、仕事用にWindowsを使用中。

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