連載 :
本格化するか?企業のモバイル・データ活用モバイルDBとサーバーを同期させる(前編)
2010年5月21日(金)
クエリ実行環境「Interactive SQL」を使う
Interactive SQLは、SQL Anywhereに付属しているGUIツールです。このツールを使うと、SQL AnywhereとUltra Lightのデータベースに対して、SQL文の実行、SQL文の作成支援、データベースのデータ表示を実行できます。Interactive SQLは、次の目的で使います。
- SQL 文をデータベース・サーバーに送信する
- データベース内の情報を表示する
- 結果セットにあるデータを編集する
- データベースにデータを読み込む
- クエリー結果をファイルまたは別のデータベースにエクスポートする
- スクリプト・ファイルを実行する
- インデックス・コンサルタント(クエリ・パフォーマンスの向上に役立つツール)を実行する
- クエリー・エディタ(あらゆる種類のクエリーの設計、分析、テストに役立つツール)にアクセスする
図3: クエリー実行環境「Interactive SQL」(クリックで拡大) |
Visual StudioからSQL AnywhereとUltra Lightに接続するためのコンポーネント「SQL Anywhere Explorer」というものもあります。SQL Anywhere Explorerからデータベースに接続すると、次の操作を実行できます。
- データベース内のテーブル、ビュー、プロシージャを表示する
- テーブルやビューに保存されたデータを表示する
- SQL Anywhereデータベースへの接続を開くプログラムや、データの取り出しと操作を行うプログラムを設計する
- データベース・オブジェクトをC#やVisual Basicのコードやフォームにドラッグ・アンド・ドロップすることで、選択されたオブジェクトを参照するコードをIDEで自動的に生成する
- [ツール]メニューからコマンドを選択することで、Sybase CentralとInteractive SQLをVisual Studioから開く
次回は、SQL Anywhere、Ultra Light、Mobile Linkを使って企業システムとモバイル機器を連携する同期環境をどのように作成するのかを、もう少し詳細に解説します。
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