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企業の何をどうモバイル化する?

2010年5月7日(金)
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社

15年間のモバイル・データ活用支援から見えたこと

いよいよスマートフォンが日本でも熱くなってきました。先日も、朝の一般向けの情報番組にもかかわらず、スマートフォンごとのOSにまで言及した長所の説明がされていて驚きました。「企業でもスマートフォンを活用できないか」と考えているIT担当者も多いのではないでしょうか。

筆者が所属するアイエニウェア・ソリューションズ(米iAnywhere Solutionsの日本法人、以下iAnywhere)は、カナダのWatcom International時代にDOSベースのPCで動く軽いデータベース製品「Watcom SQL」をリリースして以来、15年以上もの間、社外でのデータ活用のインフラとなる技術の提供に力を入れ、ノートPCやモバイル機器を利用した企業システムのモバイル化に貢献してきました。

利用しているデータベースなどの詳細情報が明かされない重要なモバイル・ソリューションで採用されることが多かったためか、iAnywhereの名前を知らない方も多いかもしれません。実際には、最近では調査が行われなくなってしまいましたが、2001年のモバイル・データベース市場でのマーケット・シェアは73%に及び、1996年から6年連続1位の座にあります。

本連載では、iAnywhereが15年間にわたって経験してきたノウハウをベースに、企業におけるスマートフォンなどモバイル機器の活用方法について紹介し、解説したいと思います。

スマートフォンに期待

ところで、最近よく聞く「スマートフォン」という単語ですが、欧米ではかなり前から使用されていました。ヨーロッパでSymbianベースのスマートフォンが盛り上がり始めた2000年ごろ、欧米でのスマートフォンの定義は、おおよそ、スケジュール管理、電話帳、E-Mail、インターネット機能のある携帯電話、という程度でした。

当時の日本では、すでにNTTドコモのiモードが爆発的に広がり、これらの機能を網羅した独自の携帯電話市場が確立していました。この意味で、日本はすでにスマートフォン先進国でした。また、「モバイル」と言えば携帯電話をイメージすることが多く、欧米では社外でデータを活用することを意味する「モバイル・ソリューション」が、日本では携帯電話を活用したWebシステムを意味しました。

こうした日本市場の特殊性に対して、米国を本社とするiAnywhereのような日本法人では、「本社が使用しているメッセージがそのまま日本では通じない」というギャップに苦労しました。

過去10年以上、iAnywhereは、オープン・プラットフォーム上で動くインフラ・ソフトのベンダーとして、各種のモバイル機器の登場に一喜一憂してきました。

社外で使う業務用の携帯端末としては、ノートPCや、主にTRONベースの特殊端末、日本独自のZaurus、汎用性/カスタム性を備えたPalmベースの携帯情報端末(PDA)、Pocket PCベースのPDAなどが発売されましたが、残念ながらこれらはビジネス用途としても個人用途としても日本市場では広く成功を収めたとは言えません。

ただし、状況は変わりつつあります。世界と日本のスマートフォン市場はいまだに大きく異なるものの、Windows Mobileのスマートフォンが4年前に登場し、iAnywhereの顧客にもスマートフォンを採用したシステム構築事例が増えてきているなど、スマートフォンを取り巻く環境が変化しています。

特に、一般ユーザーに浸透したiPhoneの人気にリードされてスマートフォン市場が急速に注目されることとなり、「いよいよ本格的にスマートフォンが企業において社外データの活用に利用される時が来た」という感じがします。これからの展開が大いに期待されます。

次ページからは、企業におけるモバイル・データ活用のパターンを分類し、それぞれのパターンに適した製品やシステム構築ノウハウを解説します。

著者
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社

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