知る、つなぐ、試す
コミュニケーション不全を解消せよ!
A氏:「来月の企画、進捗はいかがですか」
B氏:「どうも何も、C君が進めているだろう」
C氏:「え、私はDさんに承認をお願いしました」
D氏:「今はEさんの預りになっているはずだよ」
A氏:「Eさんは、特別休暇で1週間休みです!」
上記と似たような会話を近くで聞いたことはないだろうか。あるいは、今まさに自分はA氏の立場だ、という人はいないだろうか。仕事をしてい れば、少なくとも1度や2度はコミュニケーション不全が原因で発生する問題に直面したことがあるはずだ。組織が複雑化し、社員の立場が多様化すればするほ ど、その問題は根が深くなる。
問題を解消するべく、定期ミーティングを開催し、さらにプロジェクト管理システムやグループウェアなど導入しても、効果が今一つわかりにく い。しかも、J-SOX法の施行により、コンプライアンスを意識した体制作りが急務となっている。こんな悩みを抱える企業が増えている。
そこで最初に紹介するのが日本アバイアの提供するCEBP(Communications Enabled Business Processes)だ。
日本アバイアのCEBPは、ビジネスプロセスにおける従業員と経営者のコミュニケーション、従業員と顧客とのコミュニケーション、従業員間のコミュニケーションを管理し、意志決定や問題解決を迅速化させることを目指している。
ある案件が持ち上がれば、適切な関係者を選出して、利用可能な通信手段(メール、SMS、電話、携帯電話)を駆使して連絡を取る。関係者は最も適切な方式で自分の意思を伝えることができる。
これにより、従業員は誰に伝えるべきか、どこまで伝わっているか、といったコミュニケーションの管理をする必要がなくなる。さらに伝達漏れ、伝達ミスが減り、ビジネスプロセスを効率化することができるのである。
CEBPはソフトウェア、コンサルティング、サービスを含めた統合的なソリューションとして提供されている。CEBPについては、第2回でその考え方や支える技術、導入事例などを紹介していく予定だ。
気が付きませんでした...をなくせ!
続いて監視業務をサポートする便利な機器を紹介する。
ネットワーク監視業務の肝は、異常発生時どれだけ早く異常を察知し、適切な対応を行うかにある。しかし、専任の監視員がいない場合やアラー ト通知がコンピュータの端末やメールだけに送られる場合、状況によっては異常発生を見逃してしまい、対応が遅れてしまうということがある(図2)。
「すみません、席をはずしていて画面のアラートを見落としていました」とうなだれても時すでに遅し。初動態勢の不備がさらに別の障害を起こしたり、お客様の信頼を失ったりと、散々な結果になるのである。
こんな時に頼りになるのが、パトライトのネットワーク監視表示灯だ。これは、機器の異常やネットワーク障害などが発生した時、3色の表示灯が点灯・点滅を繰り返し視覚的に訴える。
ブザー音を鳴らすこともできるため、監視端末のすぐそばに待機していないくても、大丈夫だ。さらに、遠隔地の管理者にはメールの通知なども可能だ。
ネットワーク監視表示灯の詳細機能や便利な使い方は、第3回に公開予定だ。続いては、ネットワークの乗っ取り攻撃を検知する世界初のシステムを紹介する。