pgpool-IIのインストール方法
pgpoolAdminをインストールするには
pgpoolAdminはpgpoolの管理をするためのツールで、Webブラウザ上からpgpoolの状態監視や起動・停止、pgpool.confの設定を行うことができます。
pgpoolAdminを実行するには、ApacheとPHP 4.4.2以上が必要です。また、PHPのmbstringモジュール、pgsqlモジュールが有効になっている必要があります。
pgpoolAdminのインストール手順
ここから、pgpoolAdminのインストール手順を具体的に説明していきます。
1. pgpoolAdminをダウンロードします。
pgfoundryのダウンロードページ(http://pgfoundry.org/frs/?group_id=1000055)より、pgpoolAdmin-2.1-beta1.tar.gzをダウンロードし、apacheのDocumentRootに展開します。また、展開先のディレクトリ名をpgpoolAdminにリネームしておきます(図3のリスト3)。
2. パーミッションを設定します。
テンプレートディレクトリと管理ツール設定ファイルのアクセス権限を設定します(図3のリスト4)。さらにpgpoool-IIの設定ファイルに対して、apacheからのアクセス権限を設定します(図3のリスト5)。
3. Webブラウザからインストールの実行
「インストールしたサーバ/pgpoolAdmin/install/index.php」にWebブラウザからアクセスします。正常であれば、表示言語の選択画面が表示されるので、日本語を選択して「次へ」ボタンを押します。
以降、「ディレクトリ確認」「管理ツールパラメータ確認」と続くので「次へ」ボタンを押します。もし設定に問題があればその部分にエラーが表示されるので、パーミッションの設定やPHPの設定などを見直した後、「チェック」ボタンを押してください。
すべての確認を終えると「おめでとうございます。インストールは終了しました。」と表示されます。トップ画面へ移動し、pcp.confに設定したログイン名とパスワードでログインしてみましょう。ステータス画面が表示されます。
以上でpgool-IIとpgpoolAdminのインストールは完了しました。次回は、pgpool-IIのコネクションプーリングの設定方法について解説します。