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MySQLの準備とOSSインストール

2009年7月15日(水)
細田 隼平

MySQLのインストール

 今回はいよいよOSSをインストールしていきますが、その前に下準備として、MySQLをインストールします。MySQLの公式サイト(http://dev.mysql.com/downloads/mysql/5.1.html)にある「MySQL Community Server」の最新版(32bit OSの場合はWindows MSI Installer(x86)、64bit OSの場合はWindows MSI Installer(AMD64 / Intel EM64T))で「Pick a mirror」をクリックし、必要に応じてユーザー登録をしてダウンロードしましょう。

 英語が苦手などの理由で登録したくない方は、「Pick a mirror」をクリックした次の画面の下部にある「No thanks, just take me to the downloads!」というリンクをクリックして、ダウンロード元を選んでダウンロードします。

 ※本稿ではmysql-5.1.35の64bit版で解説しています。

 続いてダウンロードした「mysql-5.1.35-winx64.msi」を起動しインストールを行います。インストールの途中でいろいろ聞かれますが、以下の文字コードセットとPathの追加以外はすべて変更せずに進めるだけでインストールは完了します。

・文字コードセットの設定個所
(「Please select the default character set.」)で「Best Support For Multilingualism」を選択します。

・Pathの設定個所
(Please set the Windows option.」の「Include Bin Directory in Windows PATH」)にはチェックを入れます。「Please set the security options.」の「Modify Security Settings」ではrootの新しいパスワードを入力します。

 そのまま進めていくとインストールは完了します。このインストール手順で、MySQLは「C:\Program Files\MySQL」にインストールされ、Pathが通っているのでコマンドインタープリタでどのフォルダにいてもMySQLのコマンドを実行できるようになりました。

 MySQLの設定ファイルは「my.ini」という名称でMySQLをインストールしたディレクトリ内に存在します。この中の「sql-mode」というパラメータはオープンソースWebアプリケーションをインストールしていく上で変更が必要なることがあります。どういうことかというと、Webアプリケーションのインストール中やインストール後の動作確認で、insert文の発行のところでエラーが出てしまうことがあるのです。そこで「sql-mode」の「STRICT_TRANS_TABLES,」という記述を除去するとエラーが出なくなる可能性があります(詳細はMySQLの話なのでここでは割愛します)。

 ここで簡単にMySQLの使い方を覚えておきましょう。MySQLでは通常コマンドラインインタフェースからデータベースを管理します。以下の接続のコマンドでMySQLに接続することでデータベース作成や接続権限の設定などが出来ます。

接続:mysql -uroot -p
データベース作成方法:create database データベース名;
データベース作成方法(文字コードを指定する場合):create database データベース名 default character set キャラクタセット名;
接続ユーザー作成方法:grant all privileges on データベース名.* to ‘ユーザー名’@’%’ identified by ‘パスワード’
作成したデータベース一覧の確認:show databases;
接続先データベースの変更:connectデータベース名
データベース内のテーブル一覧の確認:show tables;
切断:exit;
外部SQLファイルを実行する:mysql -uユーザー名 -p データベース名
※MySQLでは1つのMySQL内にデータベースを複数作成することができます。
※データベース作成時のキャラクタセット名には utf8、sjis、ujis、latin1 などが入ります(ujisはEUC-JPのことです)。

IISへのOSSインストール その2 WordPress

 MySQLのインストールが完了したところで、前回のpukiwikiに続いて2つ目のOSSをインストールしてみましょう。今回はブログとして人気のWordPressにします。インストール手順は非常に簡単です。

 最初に日本語のWordPress日本語公式サイト(2009年7月現在)(http://ja.wordpress.org/)からWordPressをダウンロードします。最新バージョンの2.8にはWordPressのプラグインの一部に不具合があり、管理画面の表示でエラーが出てしまうため、本記事では1つ前のバージョン2.7.1を利用しています。

 ダウンロードが完了したら解凍し、wordpress-2.7.1-jaの中のwordpressフォルダを「C:\inetpub\wwwroot」にコピーします。コピーしたwordpressフォルダに対し、「IUSR」に「フルコントロール」権限を付与してください。

 次にmysqlにデータベースを作成します。以下のコマンドをコマンドラインインターフェースから入力しWordPress用のデータベースを作成します。

  mysql -uroot p
  (パスワードを入力)
  create database wordpress;
  grant all privileges on wordpress.* to ‘wordpress’@’%’ identified by ‘パスワード’;
  exit

 これで WordPress用のデータベースができました。

 次に作成したデータベース情報をWordPressの設定ファイルに書き込みます。wordpressフォルダ内にある設定ファイルのサンプル「wp-config-sample.php」をテキストエディターで開き、DB_NAME、DB_USER、DB_PASSWORDの定義(「wp-config-sample.php」の23行目付近)を以下のように自分の環境のものに書き換えます。

/** WordPress のデータベース名 */
define('DB_NAME', 'wordpress);
  
/** MySQL のユーザー名 */
define('DB_USER', 'wordpress');
  
/** MySQL のパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');

 書き換えたら「wp-config.php」として同じディレクトリに保存します。

2002年SIerに入社し、一貫してWebシステムの開発に携わる。2007年フリーランスとして独立。現在はモバイルコンテンツサイトのマーケティング支援としてBI構築、SEO、SEMに携わっている。所有資格はRHCE、Oracle Certified Professional、テクニカルエンジニア(ネットワーク)など。「IIS de OSS」(http://guitarfish.wazure.jp/)にてIISにOSSをインストールするノウハウを展開中。

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