ワーカリスト
文法:worker.list=<value>
ディレクティブ デフォルト値 説明
worker.list ajp13 カンマで区切ったワーカ名のリスト。URLマッピングとあわせること

ワーカタイプ

文法:worker.<worker name>.<directive>=<value>
ディレクティブ デフォルト値 説明
type ajp13 割り当て可能なタイプ:ajp13、ajp14、jni、lb

AJP13ワーカのプロパティ

文法:worker.<worker name>.<directive>=<value>
ディレクティブ デフォルト値 説明
host localhost 転送先ホスト名
port 8009 転送先Tomcatのコネクタがリスンするポート番号
socket_timeout 0(タイムアウトなし) ソケットのタイムアウト時間
socket_keepalive FALSE TomcatとWeb サーバの間にファイヤーウォールがあって、使われない接続を保持したい場合に使用される。
OSに対し、不活性なコネクション(間隔はOSの設定に依存。通常は120ms) がKEEP_ALIVEメッセージを送るように伝えて、ファィアウォールがコネクションを切断することを防止する
recycle_timeout 0(タイムアウトなし) インアクティブなAJP13コンネクションをクロスするまでのタイムアウト(秒)。新しいリクエストに対して、割り当てられたコネクションを使用する前が判断する。割り当てられたコネクションが設定時間内使用されなかった場合、そのコネクションが閉じられ、新しいコネクションが作成される
retries 3 Tomcatへのリトライ回数
cachesize 1 ソケット接続プール数を指定。Worker MPMなどマルチスレッドMPMに使える
cache_timeout 0 開いたソケットを閉じられるまでのキャッシュに保持する時間を設定する、 cachesize と共に使われる
lbfactor 1 ロードバランスの「重み」。大きい方がより多くリクエストを割り振られる
connect_timeout 0(なし) リモートTomcatサーバとの物理コネクションを確立した後、PING リクエストを送信し、connect_timeout(ミリ秒)の間にPONG replyを待つ。リモートTomcatサーバがハングしていないことの1つの保障になるが、遅延が発生する
prepost_timeout 0(なし) リモートTomcatサーバにリクエストを送る前にPING リクエストを送信、prepost_timeout(ミリ秒)の間にPONG replyを待つ
リモートTomcatサーバがハングしていないことの1つの保障になるが、遅延が発生する
reply_timeout 0 リクエストを送信した後、reply_timeout(ミリ秒)の間にリモートTomcatサーバのレスポンスを待つ(ワーカがエラーワーカと見なすタイムアウト時間)
recovery_options 0 リカバリオプション(ロードバランス環境で、別のワーカへリトライするかどうか)
0.フルリカバリ
1.リクエストを取得した後Tomcatがエラーになった(Tomcatが既にリクエストの処理を始まった)場合、リカバリしない
2.クライアントへヘッダを送信した後、Tomcatがエラーになった場合、リカバリしない
3.リクエストを取得した後またはクライアントへヘッダを送信した後、Tomcatがエラーになった場合、リカバリしない
(推奨設定は検索系アプリが0、更新系アプリが3)
domain ワーカがロードバランスのメンバーであるときにだけ、ドメインを使用することができる。 同じドメイン名を共有するワーカが1つのワーカとして扱われる。sticky_sessionが使用されているなら、ドメイン名はsession routeとして使用される。多数のワーカを使用した大規模なシステムにて、domainの使用により、ワーカをグループに分けられ、セッションレプリケーションのトランスクリプションを減少することができる

ロードバランスワーカのプロパティ

文法:worker.<worker name>.<directive>=<value>
ディレクティブ デフォルト値 説明
balance_workers - ロードバランスに組み込まれるワーカ名をカンマ区切りで指定する
sticky_session TRUE 同一セッション内では同じTomcatエンジンを使うか。1=true、2=false
recover_time 60 ワーカへの再試行待ち時間
retries 3 Tomcatへのリトライ回数

表2:workers.propertiesパラメータ表