
サン、NetBeans用のRuby対応のプラグインを提供
RubyJavaNetBeans
2007/3/8 18:30
サン、ダイナミック言語としてRubyを選択する
サン・マイクロシステムズとNetBeansコミュニティは現地時間3月5日、プログラミング言語Rubyに対応したNetBeans Ruby Packのアーリーアクセス版を発表した。
NetBeans Ruby PackはNetBeansのプラグインのオールインワンパッケージになり、スクリプト言語やダイナミック言語のサポートを強化するほか、RubyとJRubyの編集機能も備えてる。なおJRubyは、RubyをJava仮想マシン(JVM)上で実行できるように100%Javaで実装しているとのこと。
同プラグインの主な機能は次の通りになる。
- 基本的な編集機能
- 構文ハイライト
- ナビゲーション・アウトライン
- プロジェクト・サポート
- ユニットテスト実行
また、このほかRuby APIコールに対する統合ドキュメンテーション・ポップアップ機能、パラメータや使われていないローカル変数のハイライト表示によるセマンティック分析、出現箇所ハイライトなどの拡張機能もあるとのこと。
本発表に関して、サンのジート・カウル氏は「NetBeans用のこうしたプラグインが開発されたことは、サンがダイナミック言語のサポートに本腰を入れていることを物語っています。その結果、NetBeansは新たなユーザ・コミュニティを取り込んでさらに普及を拡大できるほか、既存のJava開発コミュニティにもRuby言語のパワーを利用する道が開かれます」と述べている。
NetBeans 6 Milestone 7で利用可能な本プラグインは、オートアップデートセンターからダウンロードできる。
(ThinkIT編集局 安詮院 康広)