Python.orgは9月30日(現地時間)、プログラミング言語「Python 3.14.8」をリリースした。10月1日までに、Python 3.10.22、3.11.17、3.12.15、3.13.16も公開されている。
「Python」は、簡潔な構文と豊富なライブラリを特徴とするオープンソースのプログラミング言語。Webアプリケーション、データ分析、機械学習、システム管理の自動化など幅広い用途で利用されている。
「Python 3.14.8」は、Python 3.14系列の8回目のメンテナンスリリースであり、緊急のセキュリティアップデートと位置付けられている。Python 3.14.7以降、約354件の不具合修正、ビルド改善、文書更新が取り込まれた。
ハイライトは次の通り。
〇「SSLContext.wrap_bio()」の引数検証不足を修正(CVE-2026-19553)
〇tarfileのハードリンクとシンボリックリンクを利用した情報漏えいおよびファイル変更の問題を修正(CVE-2026-82049)
〇zipfileのbzip2、LZMA、Zstandard展開時にメモリーを枯渇させられる問題を修正(CVE-2026-15310)
〇tarfileで展開先の外部にディレクトリを作成できる問題を修正(CVE-2026-19672)
〇SSLのSNIコールバックでコンテキストを切り替えた際にクラッシュする問題を修正(CVE-2026-19445)
〇stringprepとIDNAコーデックでRFC 3454の範囲外となるUnicode属性を処理する問題を修正(CVE-2026-17084)
〇urllib.requestでHTTPS用の認証情報がHTTPのURLに利用される可能性がある問題を修正(CVE-2026-15806)
〇極端に大きな精度を指定した浮動小数点数および複素数の書式処理を修正
〇同梱するlibexpatを2.8.5、OpenSSLを3.5.9へ更新
など。
また、今回のリリースと同時に、「Python 3.10.22」「3.11.17」「3.12.15」「3.13.16」もアップデートリリースとして公開されている。ユーザはアップデートを施すことが推奨される。また、3.10系列は今回のリリースをもってEOL(End Of Life)となるので注意が必要。
Pythonは、Webサイトからダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
リリースアナウンス
Release(Python 3.14.8)
ChangeLog(Python 3.14.8)
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