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サーバ運用管理のコツとツボ

サーバ運用管理のコツとツボ

   企業のシステムの複雑化が進む中、管理者にとって効率的な運用管理は必須課題といえる。ここでは、サーバ運用管理の極意を学ぶための参考資料として、Think ITで掲載したサーバ運用管理に関する記事を集めて紹介する。


運用管理の極意を学ぶ
企業におけるシステム運用の心得
サーバ管理入門
Javaだって運用管理
忘れちゃいけないストレージ管理
運用管理ツールNOW!!

サーバ管理入門

   サーバを構築するためには、OSのインストール後に各種設定を行う必要がある。ここでは、Red Hat Enterprise Linux 5を例に、インストール後に必要となる基本的な設定項目を説明した連載記事を紹介する。

   サーバ管理の初心者が最低限知っておくべき項目が一通り解説されているので、基本に立ち返ってご一読いただきたい。



Red Hat Enterprise Linux 5サーバ管理の基礎 Red Hat Enterprise Linux 5サーバ管理の基礎
第1回:インストール後に必要となる基本的な設定
著者:日本ヒューレット・パッカード  古賀 政純
Linuxサーバ構築入門篇

   ここでは、サーバにRed Hat Enterprise Linux 5をインストールした後に必要となる基本的な設定項目を説明します。ここで取り上げるものは、サーバ管理の初心者が最低限知っておかなければならない知識ばかりです。

   サーバ管理の初心者が知っておくべき内容としては、コマンドラインでの管理です。通常はシステム管理者や保守担当者がsysreportコマンドや 独自のスクリプトにより、システムに設定されているパラメータを取得しますが、まずは基本的な管理方法を理解する上でも管理コマンドを入力する基本的な方 法で紹介します。

ディスク、メモリ、CPUの状態を確認

   まずインストールした項目どおりに設定されているか、ハードウェア資源の利用状況などを確認します。ここではハードウェアの基本コンポーネントである、ディスク、メモリ、CPUの状況を確認します。

   ディスクの利用状況を確認するには「dfコマンド」を利用します。dfコマンドに「-Hオプション」を付加することにより、わかりやすい単位で表示 することができます。ここではインストール時に作成したパーティション通りにファイルシステムがマウントされているかを確認します。

   マウントポイントが正しいパーティション番号でマウントされているのかを必ず確認します。上記ではファイルシステムを表示する-Tオプションを付加 していませんが、実際には「df -HT」コマンドにより、ファイルシステムの種類を含めて表示し、正しいファイルシステムでマウントされているかを確認したほうがよいでしょう。また mountコマンドでもファイルシステムの種類を知ることができますので、あわせて調べます。

   次に「freeコマンド」でシステムが認識しているメモリ容量と空き容量を確認しておきます。OSが利用可能なメモリ容量は「total」のところ に表示されます。また現在の空き容量は「free」の列にある「-/+ buffers/cache」に表示されます。

   さらにCPUの状態を確認します。まずOSが認識しているCPUの個数を調べます。CPUの個数は、/proc/cpuinfoを参照してその出力に含まれる「processor」という文字列をgrepで検索することにより確認することができます。

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