マイクロソフト、VRヘッドセットを装着したまま現実を歩く新システム発表

先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、マイクロソフトがVRとGPSを活用した新システム「DreamWalker」を発表したニュースが注目を集めました。VRヘッドセットを装着したまま現実を歩くことができるプロトタイプのシステムです。

一方、AR関連ではサムスン電子がARヘッドセットを特許出願中であることが報じられました。スマートフォンVRを使うVRデバイスへの関心は業界全体で低下しており、それを受けてこれまで「Gear VR」に注力してきたサムスンが、VRからARヘッドセット開発へと舵を切ったことが予想されます。

VRヘッドセットをつけたまま現実を散歩 マイクロソフトの「DreamWalker」

マイクロソフトは、VRとGPSを活用した新システム「DreamWalker」を発表しました。VRヘッドセットに搭載されたカメラの映像と、事前に作成された仮想マップを組み合わせたプロトタイプシステムです。利用者の周囲の環境や動き（歩行）にあわせた環境をVR内に形成します。

「DreamWalker」のGPSは、利用者の（現実世界での）目的地へのルートを計算し、その道のりに合致するルートをVR内の仮想マップ内で検索します。VRヘッドセットのトラッキングを使って、周囲の障害を確認し、利用者が歩行中、障害物などと接触しないように監視します。

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VRヘッドセットをつけたまま現実を散歩 マイクロソフトの「DreamWalker」
https://www.moguravr.com/dreamwalker/

NVIDIA、「CloudXR」を発表。クラウドと5G経由でAR/VRコンテンツ配信

NVIDIAはクラウド上でAR/VRコンテンツを作成し、5G配信が可能なプラットフォームサービス「CloudXR」のデモを公開しました。SteamVRおよびOpenVRですぐに利用でき、企業向けにソフトウェア開発キット（SDK）も提供するとのことです。

NVIDIAは「GPUベースのクラウドインフラを活用して、各企業が5G回線を通じてハイクオリティのAR/VRコンテンツを作成・配信できるようにしたい」とコメント。AR/VRコンテンツをクラウド上でレンダリングして配信することで、高性能なPCやスマホでなくともハイクオリティなコンテンツを楽しめるとしています。

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NVIDIA、「CloudXR」を発表。クラウドと5G経由でAR/VRコンテンツ配信
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VRからARへ転換？ サムスン、新ARヘッドセットを特許出願

米メディアThe Vergeは、サムスン電子が新たなARヘッドセットを特許出願中であると報じました。出願内容によると、新しいヘッドセットはレンズごとに1つずつ、計2つのスクリーンが搭載されています。

サムスンはこれまでスマートフォンVR「Gear VR」に注力してきましたが、2017年以降新たなVRデバイスを発売していません。VRからARヘッドセットへ方向転換したことが予想されます。特許内容からサムスンでも複数のAR/VR製品を開発中であると伺えますが、現在のところ具体的な製品化については不明です。

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VRからARへ転換？ サムスン、新ARヘッドセットを特許出願
https://www.moguravr.com/samsung-ar-headset-patent/

本田圭佑も出資の香港のVR企業、ハリウッドセレブらから1,100万ドル調達

VR体験施設の運営を行う香港のスタートアップSandbox VRが、1,100万ドル（約12億円）の資金調達を行いました。出資者にはベンチャーキャピタルだけでなく、ハリウッド俳優のオーランド・ブルーム、ウィル・スミス、サッカー元日本代表の本田圭佑など多くの著名人が出資に参加しています。

Sandbox VRは、ゾンビと戦うガンシューティング「DEADWOOD MANSION」をはじめとする、マルチプレイのロケーションベースVRを提供しています。2019年10月現在、世界7ヶ所で体験施設を運営中です。

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本田圭佑も出資 香港のVR企業、ハリウッドセレブらから1,100万ドル調達
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