ソニーがAR開発用SDK「ToF AR」を発表。モバイルARやバーチャルアイドルで活用

先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。中でも注目すべきは、ソニーがAR開発用SDK「ToF AR」を発表したことでしょう。

「ToF AR」はソニーグループで開発された独自のAI処理技術により、手や指の動きまでスムーズに描写することが可能で、ハンドジェスチャーや周りの環境を構築するメッシュ処理を実現しています。

ソニーがAR開発用SDK「ToF AR」を発表。モバイルARやバーチャルアイドルで活用

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社はAR開発用SDK「ToF AR」を発表しました。Sony Europeが運営する開発者向けサイト「Developer World」にて、開発者向けの一般公開がスタートしています。

「ToF AR」は手や指の動きまでスムーズに描写することが可能。ライブラリはUnityに組み込むことができ、Unity上で「ToF AR」を用いたARコンテンツを簡単に作成可能です。また、ARエンジンであるGoogleの「ARCore」やAppleの「ARKit」とは補完関係にあり、共存可能です。

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Meta、スマホスキャンのみでフォトリアルなアバターを生成する研究発表

Metaが研究を進めるフォトリアルなアバター生成について、新たな成果が発表されました。iPhoneのようなスマートフォン1台によるスキャンで、100台以上のカメラシステムを用いた手法に匹敵するレベルのアバターを作成する技術です。

スキャンでは、最初に無表情で、続いて指定された65の表情で撮影を行います。このスキャン・撮影自体の所要時間は平均で約3分半とされています。現時点ではメガネやロングヘアといった器具・髪型等には対応しておらず、対象も頭部のみといった限界はあります。実用化までには、相当の時間を必要とすると思われます。

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Pico、一体型VRヘッドセットで米国市場参入の兆し MetaのQuest 2に対抗か

米国のVR市場は「Meta Quest 2」が席巻していますが、中国のVRヘッドセットメーカーPico Interactiveがその市場を狙う兆しが見えつつあります。Picoによる新VRヘッドセット「Pico Neo 3 Link」の展開に加え、求人情報からもその動向が見られます。

米国市場参入は、ByteDanceの求人情報から伺えます。2022年6月現在、ベイエリアやシアトル、サンディエゴといった米国を勤務地とする40以上のポストを募集。その多くは、同社でAR/VRコンテンツ制作を手掛けるPico Studiosに関するポジションです。また「米国市場でPico製品のセールス・マーケティングに従事する」コンシューマー・セールス部門のトップの求人も記載されています。

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WWDCでアップルのARデバイスが出なかった「必然性」と、これからの予測

2022年6月6日に開催されたアップルの開発者会議「WWDC」で「アップルのARデバイス」や「AR向けOS」の発表がされるのでは？と期待されていました。眠い目をこすりながら基調講演を視聴していて、ARデバイスどころかARKitの更新発表も行われず、ガックリされた方も多いのではないでしょうか。

しかし、アップルの立ち位置を考えれば今年の結果は順当だったのかもしれません。本記事では、アップルのこれまでの事例をもとに「出なかったことの必然性」を考察します。

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