Aeroが動くデスクトップの片隅でシェル生活
本当に貧弱なのは誰だ
幾多のステップと待ち時間を経て構築したUNIXベースアプリケーションサブシステム「SUA」とそのユーティリティ。だが起動メニューから使えるものは異種のシェルが3つだけ。
まあ試してみようじゃないの。と思った次の瞬間脳裏に響いたものがありました。「だがお前はそれでナニを試そうというのか、のに子よ」。
そうでした。ワタシ、SolarisでもLinuxでも結局はアイコンポチリのブラウザバビョーンので生きて来たのです。シェルで何かヤレったって先週のpwdとlsを出しちまったらもうロクなタマはありゃしません。
思わずインプレスITさんあてに「この前の記事は将来の原案が朗詠してしまったことにしてくれませんか」と誤変換含みのメールを出しかけた瞬間、脳裏に響いたものがありました。「これ、むしろシェルをモノにするいい機会じゃないの」。
そうです。サーバOSとしてUNIXを扱うなら、GUIは使えないことのほうが多いはず。この貧弱、いえストイックな環境を利用して、今こそ「GUIの虫」から脱皮と行こうじゃないですか。ワタクシ決意しました。
「SUAの作業にVistaのGUIはノーサンキュー!このシェルの黒地に白文字の世界から一歩たりとも出はしないわッ」
シェル生活はまずブラウザから
まずこのKorn Shellについての情報をインターネットで探すことにしましょう。ワタシはFirefoxを使っています。
「ちがーうッ」
今「シェルしか使わない」ゆーたばかりやないかッ(偽関西弁)。だからWebページもシェルから見るのッ。
もちろんSUAにそんなものはありません。アレを導入するのです。「Lynx」、シェルから使えるテキストベースのWebブラウザです。
となるとそれを入手するのにFirefoxを使うのはノーカンです。Lynxのダウンロード一覧ページ(http://lynx.isc.org/lynx2.8.5/index.html)に行き着いて、目的のリンクをクリックしようとしたときに頭の中で警笛がピピーと鳴りました。「キツネタイム終了」。
そうです。ココからはシェルで行ける。SUAの「ftpクライアント」をKorn Shellから操作するのです。