三つどもえ異種OS通信・共有大決戦!
SUAのUNIXデビュー!
今回はSUAに初めてUNIXホストとして、わが家のほかのUNIX系ホストと顔合わせをしてもらうことになります。
お相手願うサーバとその入れ物はッ(ドラムロール)。
1つは、かのサン・マイクロシステムズ社の名機「Sun Blade 2000」!グラマラスな曲線のパープルボデー。中身は次期Solarisのプレビュー版、Solaris Express Community Edition(http://opensolaris.org/os/downloads/)。話題のOpenSolarisのSun機バージョンに相当します。
もう1つは日本ヒューレット・パッカード社の激売れマシン「HP ProLiant ML115」!黒と銀のコンパクトボデー。中身はSUSE Linux Enterprise Server Server 10 SP2(http://www.novell.com/linux/sp2.html)(以下SLES)。これも最近アップデートが出たばかりです。
Blade 2000の電源投入数秒後に吐き出す轟音。逆にProliantは、電源切断後の静けさにビックリする感じです。
そんな両機、冬は部屋の暖房も兼ねてくれてとってもエコですが、夏の昼下がりなどには使いたくないシロモノです。だから週間予報じゃ雨がちだと言っていた日に実験を予定したのに、予想ははずれ実験日は大変結構なお日和ですが、このまま晴天決行です。
/etc/hostsのカラクリ
うちのLANではDNSを立てず、IPアドレスを直指定してます。でもこの場に生アドレスをお見せするのもみっともないので、今回は参加ホストどうし名前で呼び合えるようにしました。
数も多くないですから、それぞれの/etc/hostsファイルにちょこちょこと記録すればすみます。
SUAのシェルでも、viを使って即書きです。「i(前に挿入)」、「a(後ろに挿入)」、「x(一字削除)」と「:wq(保存して円満終了)」、そしてとにかくワカンナクなったら「:q!(破棄)」と心得れば、あとは落ち着くことです。
ところがあれッ?さらにこれで、SUAのスの字も知らないはずの、WindowsのWindowsによるWindowsのためのアプリケーション、デスクトップから繰り出すWebブラウザやVNCクライアントとかでも、ほかのホストが名前で呼び出せるようになってしまいました。なんとうれしい誤算!
このカラクリはッ。
SUAで言うところの/etc/hostsファイルは、Windows側ではc:\Windows\SUA\etc\hostsにあります。
これをWindows側からテキストエディタでこじ開けてやると、どうやら一部プレーンテキストではなさそうなコードで書いてあるのですが、読めるところから判断しても/dev/fs/C/Windows/System32/drivers/etc/hostsへのリンクを命じているのは明らか。
そのリンク先とはWindows式で呼ぶとC:\Windows\System32\drivers\etc\hosts。それがそもそもWindows版のhostsファイルなんです。えーと知らなかったわけじゃないんだけどォーなんか場所めんどいしィー、作ったことありませんでしたが、こんなところで自動編集してもらって奥さま大助かり。
このようにして、それぞれ「おいsua」「なあにblade2000」「ちょいとsleshp」などと、それぞれ名乗り合えるようになりました。名前単純なのは凝ると忘れるからです。