Aeroが動くデスクトップの片隅でシェル生活
ftp、mkdir、mv、tar
FTPクライアント自体はWindowsにもあるんですが、Korn ShellのウィンドウからFTPコマンドを打ち、SUAのソレを試してみようというのです。できて当然、できなきゃ非難ゴーゴーです。
できました。キツネタイムに確認しておいたアドレス「ftp.lynx.org」に接続して、「lynx2-8.5.tar.gz」ファイルをゲットしました。唯一の問題は本人がFTPコマンドをウスラボンヤリとしか知らないので手間取っているうちにタイムアウトとかしたことでした。
何も考えずにシェルを起動したソコから操作をしたので、ホームフォルダにそのファイルは降りてきました。これだとWindowsで使うものかSUAで使うものか混同してしまいます。SUA専用のフォルダを作りましょう。フォルダウィンドウを右クリックして新規フォルダ「ちがーうッ」!
浸み込んだGUI癖と戦いつつ、mkdirで専用フォルダを作りmvでファイルを移動して、tarで展開してlynxのソースフォルダを得ました。そう、前回「GCC SDK」や「GCCユーティリティ」もちゃんと入れましたから、ココでコンパイルしてやろうというのです。
configure、make、右クリ管理者で実行、make install
ソースからのコンパイル、それはマジなLinuxでさえGCCのバージョンやディストロが違うとコケかねない作業です。果たしてこのインチいやエミュレーショナルなUNIX系環境でそんなことができるのでしょうか。
先人の言う「./configure、make、あとはウダウダしてろ」を行います。なんと成功です。「Welcome to Lynx!」というメッセージまでもらいました。
ですが問題はそのあと。「make install」は、UNIX系ならrootユーザになるのがキマリです。SUAではいったい?
nonikoユーザのままでは「できません」。ズバーッと結論を出しますと、起動メニューから「Korn Shell」を実行するとき、右クリックで「管理者として実行」をヤレばいいんです。「本当に続行しますか」「死んでも続行しますか」などと言われかねないほど念を押されてからシェルのウィンドウが開きますから、ココからソースフォルダに入って「make install」をやれば、/usr以下のフォルダに書き込むことができます。
動きましたLynx。Lynxそのものよりは(ゴメンネ開発者サン)SUAでコレをソースからビルドして動作させられたことが収穫です。「そのもの」のほうはテキストなんで、かなり見づらいですから、ウッカリ怪しいサイトのリンクをクリック、じゃなくて押さない、ように気をつけなければなりません。