
日本HPと住商情報システム、HPC分野で協調ビジネスモデルを開始
HPC日本HPSI
2007/2/28 19:45
HPC分野のサービスが広がりをみせる
日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)と住商情報システム(以下、SCS)は2月28日、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)分野において、コンサルティング、マーケティング・販売、技術検証、運用・保守サービスのすべてに渡る協調ビジネスモデルを開始すると発表した。また同時に、「HPC共同検証センター(仮称)」を設立した。
HPC分野の需要は科学研究や学術計算だけではなく、近年では製造業での解析・設計、金融業におけるリスク計算にもおよんできた。このような状況を踏まえ、両社はそれぞれの強みを活かした協調販売体制を確立したとのこと。
日本HPが各種HPCアプリケーションツール、ハードウェアとOS(Windows、Linuxなど)の提供を、SCSがHPC分野における経験をベースにシステムインテグレーションをそれぞれ受け持つとしている。
なお、HPC協調ビジネスモデルの内容は次の通りになる。
- 市場開拓
- 両社共同で広告、イベント、マーケティング活動
- プリセールス
- コンサルティング、営業、共同提案活動
- 検証
- 「HPC共同検証センター(仮称)」において両社共同でベンチマーク
- 提案・構築
- 両社のエンジニアが構築支援
- 運用・保守
- 両社でサービス、サポート
また、HPC共同検証センターの本活動は4月を予定しており、エンジニアが常駐し、機能検証、ベンチマーク、サイジングなどを行うとしている。
(ThinkIT編集局 安詮院 康広)