
MONET、情報漏洩対策ソフトウェア「VPDisk Pro」がSolaris 10に正式対応
Solaris情報漏洩対策暗号化
2007/2/21 17:30
Solaris 10(SPARC版)のファイルシステムに暗号化機能を提供
MONETは2月21日、同社のデータ保護サーバソフトウェア「VPDisk Pro」がサン・マイクロシステムズのSolaris 10(SPARC版)に正式対応したと発表した。
同製品は、管理者権限として利用するroot/スーパーユーザ権限とは別の権限を追加し、情報の暗号化を行うソフトウェアで、これまでSolaris 8/9(SPARC版)およびSolaris 9(x86版)に対応していた。今回、これらに加えSolaris 10(SPARC版)がサポート対象範囲となる。
Solaris 10はセキュリティ機能として「Solaris Trusted Extensions」が用意されており、データの所有権とセキュリティポリシーを分離できるが、VPDisk Proを組み合わせることで、重要データを常時暗号化して保管することにより、より強固なセキュリティが実現できるという。
データ保護対象として、ストレージ、SAN/NAS、データベース、バックアップ、Webサーバ、メールサーバに加え、個人情報保護法対策や内部統制で重要視されているログやメールアーカイブなども含まれるとのこと。
主な特徴は以下の通り。
- 自動暗号化
- バックグラウンドでのファイル自動暗号化が可能。独立した暗号鍵によってファイル/フォルダ単位で暗号化し、対象ファイルと鍵をグループ単位で管理できる。テキスト/バイナリファイル/実行ファイルを暗号化でき、アプリケーションから透過的に利用可能。
- データ保護
- 管理者権限であっても、ファイルの変更または削除ができないよう設定可能。
- 導入が簡単
- 既存のシステムにアドオンするだけで、既存のファイルシステムに暗号化機能が追加できる。システムソフトウェアの再インストールやアプリケーションの再設定は必要ない。
- 機密度が高い防御
- バックアップテープやオフラインのハードディスクも透過的に暗号化可能。
価格はオープンプライス。
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)