第2回:OpenStandiaのもうひとつの柱「OpenStandiaパッケージ」 (1/3)

NRI Special Interview
第2回:OpenStandiaのもうひとつの柱「OpenStandiaパッケージ」
株式会社野村総合研究所 オープンソースソリューションセンター グループマネージャー 寺田 雄一

株式会社野村総合研究所
オープンソースソリューションセンター グループマネージャー
寺田 雄一

NRIオープンソースソリューションセンター(OSSC)のマネージャー。2003年にOSSCを立ち上げ、複数のOSSの組み合わせを事前に検証したOSS基盤を提唱し、OpenStandiaパッケージを開発。



株式会社野村総合研究所
オープンソースソリューションセンター
テクニカルエンジニア  田中 穣

NRIオープンソースソリューションセンターにおいて、OpenStandiaパッケージの検証、及びサポートサービスの中心メンバー。JBoss認定コンサルタントの資格を持つ。

株式会社野村総合研究所 オープンソースソリューションセンター テクニカルエンジニア 田中 穣
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OpenStandiaはサポートだけでなく、アプリケーション導入を助けるパッケージの提供も行っている。今回は「OpenStandiaパッケージ」と今後の展開について、野村総合研究所の寺田氏と田中氏にお話を伺った。

— 「OpenStandiaパッケージ」とはどのようなものなのでしょうか

寺田氏:OpenStandiaのサポートサービスとサービスパッケージでサポートを提供しているアプリケーションの導入支援を行うものです。

これはインストーラ形式になっており、WebサイトからのダウンロードやCD-ROMでの配布を行います。また、パッケージには「OpenStandia/Application Server」と「OpenStandia/Business Intelligence Server」の2種類があり、どなたでも無償で利用することができます。

— インストールにかかる時間はどれくらいでしょうか
株式会社野村総合研究所 田中 穣 田中氏:OSがインストール済みの状態であれば、5〜10分程度で各種ソフトウェアが動作できる状態となります。

現在ダウンロード可能なものはWindowsとLinux向けのインストーラで、今後はHP-UXやSolaris向けのものも提供する予定です。


— 具体的には何がインストールされ、何ができるようになるのでしょうか
田中氏:インストールすることで、それぞれの目的にあわせたアプリケーションの組み込みと同時に、セキュリティや性能を考慮したパラメータ設定作業を自動的に行うことができます。

また、我々がこれまでシステム構築を行ってきた経験から生まれたGUIによるチューニング画面も提供しています。これは効率や品質を高めることを目的にしたもので、オープンソースならではのパッケージであると考えています。

パッケージのGUI画面
図1:パッケージのGUI画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

用語解説
OpenStandia
野村総合研究所があらたにはじめたOSSに関するサービス。
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第1回 オープンソース導入の不安を取り除く野村総合研究所の「OpenStandia」
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