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BPMサイクルの最初のステップ
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これまでの連載でBPMやBPMSに対する全体像や考え方、BPMシステム構築の流れについて紹介してきました。読者の皆様も、そろそろイメージから「より具体的な内容」が気になり始めている頃なのではないでしょうか。そういった期待に応えるために、今回からSavvion BusinessManagerのツールや実行環境による具体的な作成、有効活用方法を元に、BPM実践手法について紹介していきます。
Savvionで業務のモデリングを行うメリットは、モデリング結果(=組織構造が意識された実業務フロー、そしてルール)が、ワークフローをベースにした業務フローWebアプリケーション・システムとして動作することです。
つまり業務プロセスのモデリングや業務プロセス図、電子文書の管理の段階で実際の業務フローとして、またシステムとして7割方の骨格や方向性が決まる重要なステップとなります。
そこで今回と次回の2回に渡ってBPMサイクルの下記の項目を説明します。これは「第2回:システム構築のポイント」で取り上げたものです。
- Step1 :「ProcessModelerによる業務プロセスのモデリング、文書化」
- Step1.5:「ProcessAssetManagerでの業務プロセス図、電子文書の管理」
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業務プロセスの効率的なモデリングとは
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業務のモデル化で重要なことは「見える」ことです。では、業務改善や業務システム構築にモデリングツールを利用することで、企業はどのような効果を得ることができるのでしょうか。まずは最初に理解を進めるうえで、いくつかのポイントを並べてみます。
- 業務全体のプロセスが見える。
- 業務プロセスに現存するリスクが見える。
- プロセスの変更が短期間で対応できる。
- 共通の業務分析手法を持てる。
- 業務の改善箇所が見える。
- 業務担当者全員参加型の議論ができる。
表1:モデリングツールで得られる効果
これらを得るために、Savvion ProcessModeler、PAM(注1)を用いて、どのように実践していくのかについて解説していきます。

図1:業務フローを図視化したい (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
※注1:
ProcessAssetManagerの略。業務プロセス図や付随する文書ファイルを一括管理するサーバ機能。詳細は第4回ご紹介します
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著者プロフィール
日本プロセス株式会社 新規事業部 サヴィオン ビジネスユニット 須山 浩克
2001年からSavvion BusinessManagerの企画・販売活動に携わり、2005年から販売したモデリングツール(Savvion ProcessModeler)によるシステム開発の提案活動に従事。
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著者プロフィール
日本プロセス株式会社 新規事業部 サヴィオン ビジネスユニット 磯谷 奈津子
2002年よりサヴィオン事業に参加。現在は営業アシスタントとしてProcessModelerを担当。
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