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最強の組織を創る！適材適所で最大生産性を実現
第２回：なぜ、人は会社を辞めるのか
著者：
ベストソリューション 乘浜 誠二
2007/5/30
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人が会社を辞める理由
なぜ、人は会社を辞めるのだろうか。
様々な理由はあるだろうし、まさしく千差万別の答えを持っているだろう。しかしあえて大別するとしたら、下の5つがあげられるだろう。
人間関係
職務内容や勤務条件の不一致
給与などの賃金トラブル
家庭や個人環境などの止む得えない理由
その他
表1：人が会社を辞める理由
ここに興味深いアンケート結果がある。刑務所に服役中の受刑者1万2,000人を対象にして「今一番の悩みは何か」を聞き取り調査したものだ。
結果を想像すると「塀の中にいる様々な不自由さ」が1番になると思いがちだが、実際には受刑者同士、看守と受刑者といった人間関係の悩みが全体の7割以上を占めると結果となった。
実社会の中にも様々な集合体が存在する。先のアンケートは極端な例ではあるが、集合体としてみた場合、同様に集合体の1つである「会社」を退職する一番の原因も、やはり人間関係なのである。これは、なぜだろうか。
この答えは、人間1人1人がそれぞれ「特有の考え方」や「ストレスの感じ方」「気質因子」「価値観」などの尺度を持ち、誰1人としてまったく一致するものがないからである。
計量心理学と各種因子分析の技法などから、筆者は以下のような4つの分析をして個人特定を行っている。
ストレス分析（個人によりストレスの感じ方、許容量は違う）
中核的自己評価（自分がどう評価されたいかといった相違度数）
気質特性（過敏性や自尊心などの個人差特定）
5大因子分析（ファイブファクターといわれる、計量心理学の基本的な考え方。SPIなどで広く使われている）
表2：4つの分析による個人特定
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著者プロフィール
株式会社ベストソリューション 乘浜 誠二
1982年に中央大学経済学部国際経済学科を卒業後、エネルギー関連の商社や朝日（現あずさ）監査法人国際事業部を経て、1994年にベストソリューションを設立。システム構築上での業務プロセスの効率化や簡素化などを実践する。現在、NPO日本アクションラーニング協会発起人やNPO日本語表現力協会理事、外資系情報産業研究会副会長、小樽商科大学大学院非常勤講師などを勤める。
INDEX
第2回：なぜ、人は会社を辞めるのか
人が会社を辞める理由
4つの分析に基づいたグループ化
PODシステムによるモチベーションのアップ
