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今さら聞けないMIRACLE LINUX
第１回：さらっと学ぶMIRACLE LINUX
著者：
ミラクル・リナックス 中野 正彦
2007/6/14
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MIRACLE LINUXとは
MIRACLE LINUXは、Linuxディストリビューションの1つで、日本のミラクル・リナックス、中国のレッドフラグ（Red Flag）、韓国のハーンソフト（Haansoft）の3社によって共同開発されたAsianuxがベースとなっています。
図1：MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside
MIRACLE LINUXの特徴は、日本でもっとも利用されているデータベース「Oracle Database」との高い親和性にあります。
通常、LinuxサーバでOracle Databaseを利用する場合、カーネルパラメータやOracle用環境変数の設定などを行う必要があります。これらは非常に複雑で、作業負荷が高いものです。MIRACLE LINUXでは、これらの作業を簡略化する様々な機能が実装されています。
カーネルパラメータの事前設定
Oracle Databaseの動作に必要なカーネルパラメータが調整済みで出荷されており、インストール後すぐにOracle Databaseが利用できる。
Oracle最適化のための各種ライブラリを同梱
Linux版Oracleの機能を最大限に活用できるように、Oracle RAC用ファイルシステム「OCFS2」や「ASMlib」、「PHP-Oracle」を同梱。
Oracle Databaseのインストールツール「Install Navigator for Oracle（ORANAVI）」
OracleをLinuxサーバで動作させるための各種設定（環境変数やユーザの作成）を自動化するORANAVIによって、初心者でも簡単にOracle製品のインストールができる。
表1：Oracle Databaseを簡単に最大限に活用できる機能
このようなOracle Databaseとの親和性は、ミラクル・リナックスが日本オラクルが企業向けLinuxを推進するための戦略的子会社として設立されたという経緯があるからです。
次に、ミラクル・リナックスの製品ラインナップについて解説し、最後に今後の製品出荷計画を紹介します。
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著者プロフィール
ミラクル・リナックス株式会社 中野 正彦
カスタマーサービス本部 製品企画グループ シニアマネージャー
2003年3月に親会社の日本オラクル株式会社からミラクル・リナックス株式会社に転籍し、製品リリース、製品マーケティング、広報などの業務を担当。また、Linux技術者を認定する世界的な組織 The Linux Professional Institute（LPI）の日本支部、LPI-JAPANの理事を務めています。
INDEX
第1回：さらっと学ぶMIRACLE LINUX
MIRACLE LINUXとは
ミラクル・リナックスの製品ラインナップ
MIRACLE LINUX V4.0 with Oracle Database 10g
