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オープンソース・ジャパン株式会社
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オープンソース・ジャパンがスパム/ウイルスメール対策機能を備えたLinuxアプライアンス機器を販売開始

2006/11/30
処理能力、安定性の高い「SPAM WATCHER Appliance」の日本語版を提供

   オープンソース・ジャパン(以下、OSJ)は11月29日より、韓国テラステクノロジーが開発したスパム/ウイルスメールを排除するLinuxアプライアンス機器「SPAM WATCHER Appliance」の販売を開始した。

   「SPAM WATCHER Appliance」では、処理性能の高さや安定性、容易な運用などの基本的な機能の他に、以下のような特徴があるという。

  • 通常の同様機器がメールサーバのMXレコードを変更して設置する「プロキシ・モード」のみでの稼働に対し、MXレコードを変更せずに設置する「ブリッジ・モード」での稼働も可能(製品モデル200以上)

  • 「ブリッジ・モード」利用の場合には、この機器に障害が発生すると別の機器に切り替えるバイパス対応ができるので、障害時のメール送受信の停止がない

  • テラステクノロジー独自のスパム探知技術やフィッシング探知技術に加え、Dr.WEBのウイルス定義フィルタも採用し精度を向上

  • 英語のスパムに加え日本語のスパムにも対応

  • 日本語のユーザインターフェースの実現により運用管理が容易

表1:製品の特徴

   今回OSJでの販売開始にあたり、「プロキシ・モード」においても2台のアプライアンス機器を設置することにより、機器の障害時でもコールドスタンバイによる復活時間短縮を実現する「プロキシ・バックアップ・パック」をモデル100に追加した。このタイプは2台のアプライアンス機器を個別購入時するよりも安価になるという。

   OSJより販売する製品は、以下の通り。

SPAM WATCHER Appliance モデル100 プロキシ・バックアップ・パック
(SPAM WATCHER Appliance モデル100 プロキシ・タイプの2台セット)
1日最大処理容量 100万通
定価 130万円
SPAM WATCHER Appliance モデル100 プロキシ・タイプ
1日最大処理容量 100万通
定価 80万円
SPAM WATCHER Appliance モデル200 ブリッジ・タイプ
1日最大処理容量 100万通
定価 120万円
SPAM WATCHER Appliance モデル300 ブリッジ/プロキシ・タイプ
1日最大処理容量 200万通
定価 160万円
SPAM WATCHER Appliance モデル500 ブリッジ/プロキシ・RAIDタイプ
1日最大処理容量 500万通
定価 400万円

表2:販売製品一覧

   価格はすべて税抜き価格。年間保守料金は、各種フィルタの更新情報やトラブル対応を含め、各モデルとも定価の23%となる。

   OSJは楽天市場内に開設しているオープンソース総合販売サイト「OSJオンライン」をはじめ、各種流通ルートより出荷し、年間100台の販売を目指すという。

問い合わせ先
オープンソース・ジャパン株式会社
http://www.opensource.co.jp/
OSJオンライン
http://www.rakuten.co.jp/osj-online/

(ThinkIT編集局  千本松 歩)