NRIセキュアテクノロジーズ、IT統制の国際的ガイドライン「COBIT 4.0」の日本語版翻訳に協力

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NRIセキュアテクノロジーズ、IT統制の国際的ガイドライン「COBIT 4.0」の日本語版翻訳に協力

IT統制COBITSOX法

2007/3/16 11:00

米国ISACAのWebサイトより無償でダウンロード可能

NRIセキュアテクノロジーズは3月15日、2005年12月に発表されたIT統制の国際的ガイドラインの最新版「COBIT(Control Objectives for Information and related Technology)4.0」を日本語に翻訳したことを発表した。これは日本ITガバナンス協会の翻訳責任のもと、情報システムコントロール協会東京支部が監修を担当、NRIセキュアテクノロジーズが翻訳協力したもので、米国ISACA(Information Systems Audit and Control Association)本部のWebサイトにて無償で公開されている。

COBITは、ITGI(IT Governance Institute)が作成しているもので、1996年の初版の発表以来、米国SOX法への対応をはじめ、内部統制確立の枠組みとして国際的に広く利用されている。COBIT 4.0の特徴は以下の通り。

  • リスクベースアプローチのフレームワークがあり、IT統制をビジネス上のリスクやゴールと結びつけて整理することが可能
  • 管理プロセスの成熟度モデル(Maturity Model)があり、組織のIT統制の程度を成熟度として評価することが可能
  • ITIL、ISO/IEC17799、PMBOKなどのガイドラインと考え方や用語の親和性が考慮されており、すでに他のガイドラインを参照している企業にも違和感なく導入することが可能
  • EA(Enterprise Architecture)の考え方を導入し、各プロセスの役割と責任をRACI(Responsible, Accountable, Consulted, Informed)チャートとして明確化
  • 重要目標達成指標(KGI)と重要成果達成指標(KPI)の関係を詳細に記述しており、管理プロセスの目的と評価事項の関係が明確

「COBIT 4.0」の日本語版は、以下のWebサイトのリンクから米国ISACA本部のダウンロードページにジャンプし、ダウンロードすることができる。

ITGI Japan
http://www.itgi.jp/download.html

同社では、今後も情報セキュリティやIT統制の分野で、有用な情報を社会に広めるための活動を推進していくという。

問い合わせ先

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

URL:http://www.nri-secure.co.jp/

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(ThinkIT編集局  千本松 歩)

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