サン・マイクロシステムズ、「Sun Java Enterprise System 5」の販売を開始

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サン・マイクロシステムズ、「Sun Java Enterprise System 5」の販売を開始

内部統制SOAアイデンティティ管理

2007/4/17 11:00

内部統制への対応とビジネスプロセス統合の自動化を実現

サン・マイクロシステムズは4月16日、内部統制への対応とビジネスプロセス統合の自動化を実現する「Sun Java Enterprise System 5」の最新版を開始した。

同製品は、基盤ソフトウェアの統合に関する問題を解決するためのソフトウェアシステムだ。最新版では、ベースソフトウェアの機能強化や、アイデンティティ管理およびビジネス統合ソフトウェアが追加された。

ベースソフトウェア製品群では、以下のようなコンポーネントの機能強化がはかられている。

  • HTTPエンジン「Sun Java System Web Server 7.0」がRSA公開鍵暗号に加えて楕円曲線暗号を使った公開鍵暗号方式をサポート
  • 「Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.0」が、最大18CPUまでのマルチマスターレプリケーション機能の拡張を行った。また、LDAPやデータベースからの情報を透過的に参照できるバーチャルディレクトリ機能を搭載
  • アプリケーションサーバ「Sun Java System Application Server 8.2」がJ2EE 1.4に対応
  • 「Sun Java System Portal Server 7.1」がAjaxコンポーネントやRSSに対応

また、内部統制の整備に向けたアイデンティティ管理では、以下のようなソフトウェアを追加している。

  • アイデンティティの監査と管理の統合化を実現するソフトウェア「Sun Java System Identity Manager 7」
  • ドメインを越えてアイデンティティの管理を連携させる「Sun Java System Federation Manager 7.0」

さらに、データ統合とビジネスプロセスの自動化を実現するビジネス統合ソフトウェアとして、SOA開発基盤「Sun Java Composite Application Platform Suite(Sun Java CAPS)」が追加されている。

そのほかのソフトウェアの詳細については以下のURLを参照のこと。

Sun Java Enterprise System 5
http://jp.sun.com/javaenterprisesystem/

価格はサブスクリプション方式で、スタンダードサポートつきのベースソフトウェア製品の場合は1従業員あたり1万4,000円/年で、アイデンティティ管理やビジネス統合などの追加ソフトウェアは1従業員あたり7,000円/年となっている。最低契約者数は100名から。

なお、サポートサービスが不要な場合はダウンロードセンターよりダウンロードして無償で利用できる。

問い合わせ先

サン・マイクロシステムズ株式会社

Sun Center(サンセンター)

TEL:03-5717-5033

URL:http://jp.sun.com/

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(ThinkIT編集局  神保 暢雄)

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