「NetBSD 11.0」リリース ─ 64ビットRISC-Vを正式サポート

約10ミリ秒で起動するMICROVMカーネル、Snapdragon X Elite初期対応も

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 NetBSD Projectは7月30日(現地時間)、「NetBSD 11.0」をリリースした。

 「NetBSD」は、高い移植性を特徴とするオープンソースのUNIX系OS。サーバやデスクトップPCのほか、Arm、MIPS、PowerPC、SPARC、68k、VAX、組み込み機器など、数多くのアーキテクチャに対応している。ソフトウェアパッケージは「pkgsrc」を通じて提供される点も特徴。

 「NetBSD 11.0」はメジャーアップデートリリースに相当し、64ビットRISC-Vへの正式対応、Qualcomm Snapdragon X Eliteの初期サポート、仮想マシンを高速に起動するMICROVMカーネル、Linuxシステムコール互換機能の拡張、POSIX.1-2024およびC23への対応強化などが行われている。

 「NetBSD 11.0」のハイライトは次の通り。
〇64ビットRISC-Vを正式サポート
〇StarFive JH7110搭載デバイスのVisionFive 2およびPINE64 STAR64に対応
〇QEMU上のRISC-V環境に対応
〇Allwinner D1 SoCを搭載するRISC-Vデバイスを初期サポート
〇Qualcomm Snapdragon X Eliteプラットフォームを初期サポート
〇Qualcomm Oryon CPU、バッテリおよび充電センサー、GPIO、I2Cコントローラに対応
〇x86向けの新しいMICROVMカーネルを追加
〇QEMU上でMotorola 68000系環境を実行するvirt68kポートを追加
〇POSIX.1-2024およびC23への準拠を強化
〇Linux互換機能でepoll、inotify、statx、clone3、close_rangeなどをサポート
〇NPFファイアウォールでレイヤー2およびユーザ/グループ単位のフィルタリングに対応
〇Raspberry Pi 5をUEFIで起動した場合の周辺機器対応を改善
〇Realtek RTL8126 5Gbps Ethernet、USB Audio Class 2.0などに対応
〇pipe、DRM、ZFSなどの性能とマルチプロセッサ対応を改善
〇X.Org Server、libXpm、Unboundなどの脆弱性を修正
など。

 「NetBSD 11.0」はWebサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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