「Samba 4.24.5」「4.23.11」などリリース ─ ADドメイン乗っ取りなど6件の脆弱性を修正
DRSのメモリリーク、CephFS共有利用時のsmbdクラッシュも修正
8月4日 23:23
「Samba」は、Windowsのファイル共有プロトコルであるSMBをオープンソースで実装したサーバソフトウェア。LinuxやUNIX系OSをWindowsネットワークへ参加させ、ファイルサーバ、プリントサーバ、Active Directoryドメインコントローラ、ドメインメンバーなどとして利用できる。
「Samba 4.24.5」は、脆弱性の修正を施したセキュリティリリース。同じ脆弱性を修正した「Samba 4.23.10」および「4.22.11」も同日公開され、4.23系列に関してはその後複数の不具合修正を追加して「4.23.11」として公開されている。
今回修正された脆弱性は次の通り。
〇名前圧縮を使用したTSIGパケットによってDNSサーバがクラッシュする脆弱性(CVE-2026-6949)
〇認証済みユーザーによってKDCプロセスがクラッシュする可能性がある脆弱性(CVE-2026-58216)
〇TKEY名キャッシュの枯渇によってDNS署名を妨害できる脆弱性(CVE-2026-58218)
〇低権限の認証済みユーザーによってSamba ADドメインを乗っ取られる脆弱性(CVE-2026-58221)
〇LDAP CompareリクエストによってActive Directoryの保護された属性が漏えいする脆弱性(CVE-2026-58222)
〇CTDBプロトコルの境界チェックが不十分な脆弱性(CVE-2026-58224)
また、「Samba 4.23.11」で追加された主な不具合修正は次の通り。
〇Active Directoryのレプリケーション失敗時にDRSでメモリリークが発生する問題を修正
〇CephFSのルートにマウントされた共有のスナップショットへアクセスするとsmbdが異常終了する問題を修正
〇プロキシ経由と非プロキシのCephFS共有を混在させるとsmbdがクラッシュする問題を修正
〇fork実行時にpthreadpoolで競合状態が発生する問題を修正
〇「restrict anonymous = 2」の設定によって読み取り専用ドメインコントローラが機能しなくなる問題を修正
〇WindowsでNTLMv2セッションセキュリティを必須にするとSambaとの信頼関係が利用できなくなる問題を修正
〇winbinddがドメインコントローラへのRPC接続初期化処理で停止する問題を修正
〇NetBIOSドメイン名を指定した場合にActive Directoryドメインを検出できないことがある問題を修正
〇「domain\user」形式のユーザー名を適切に分割できない問題を修正
〇CTDBが解放済みIPアドレスを引き継ぐ際にtickle ACKを送信しない問題を修正
〇CTDBでまれに選挙処理が入れ子になる問題を修正
〇C26への対応に向けたソースコード上の警告を修正
など。
「Samba」は、Webサイトから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]リリースノート(4.24.5)
リリースノート(4.23.11)
リリースノート(4.22.11)
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