「OpenZFS 2.4.4」リリース ─ Linux 7.2に対応、デバイスアクセス検査を強化
MMPでインポート不能となったプールの回復機能を追加、DDTやsend/receiveの不具合も修正
8月23日 23:42
OpenZFS開発チームは8月21日(現地時間)、オープンソースのファイルシステムおよびボリュームマネージャ「OpenZFS 2.4.4」をリリースした。
「OpenZFS」は、ZFSをLinuxおよびFreeBSDなどで利用するために開発されているオープンソースのファイルシステムおよびボリュームマネージャ。コピーオンライト、スナップショット、データ圧縮、重複排除、RAID-Z、データ整合性検査などの機能を備えている。
「OpenZFS 2.4.4」のハイライトは次の通り。
〇Linux 7.2に対応
〇Linux 4.18から7.2までのカーネルをサポート
〇FreeBSD 13.3以降および14.0以降に対応
〇ストレージデバイスを開く際に、操作を呼び出したユーザーの資格情報を使用してアクセス権を検査
〇Linuxのsecpolicy_sys_configおよびsecpolicy_zinjectをグローバルゾーンの資格情報に限定
〇MMPによってインポート不能となったプールを回復する「zhack mmp reclaim」コマンドを追加
〇systemdのプールインポートユニットでsystemd-udev-settleの使用を任意化
〇Deduplication Table(DDT)の剪定処理における複数の不具合と時間値のオーバーフローを修正
〇分割された大きなブロックの末尾が短い場合に、受信処理で発生する問題を修正
〇クローン後に解放されたブロックの読み取り処理を修正
〇アクセス不能なバッファへの書き込みでzfs_write()が無限ループする問題を修正
〇重複排除の検証処理におけるロック不足を修正
〇ロールバック後にPOSIX ACLのキャッシュが古い状態で残る問題を修正
〇パーティション化されたディスクの容量変更をzedのautoexpandが検出できるよう修正
〇zvolデバイスが使用中の場合、zpool exportがEBUSYを返すよう変更
〇暗号化されたデータセットの送信を委任するsend:encrypted権限を追加
など。
対応環境はLinuxカーネル4.18から7.2までと、FreeBSD 13.3以降および14.0以降。「OpenZFS 2.4.4」は、GitHubから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
Release
この記事をシェアしてください
