「LibreOffice 26.8」リリース ─ 段落全体を最適化する「Paragraph Composer」を搭載

Markdown入出力、可変フォント、Microsoft Officeの新しいグラフ形式の保持にも対応

8月27日 22:59

 The Document Foundation(TDF)は8月26日(現地時間)、「LibreOffice 26.8」をリリースした。

 「LibreOffice」は、ワープロソフトのWriter、表計算ソフトのCalc、プレゼンテーションソフトのImpress、ドローソフトのDraw、データベースソフトのBase、数式エディタのMathなどで構成されるオフィススイート。Windows、macOS、Linuxに対応し、オープンな文書形式であるOpenDocument Format(ODF)を標準形式として採用している。

 「LibreOffice 26.8」は、2025年12月に開発を開始した、現在の最新メジャーリリース。ハイライトは次の通り。
〇Writerに段落全体の単語間隔を調整する「Paragraph Composer」を追加
〇OpenType可変フォントをネイティブサポート
〇Markdown形式のインポートとエクスポートに対応
〇右から左へ記述する文章の段落方向を自動判定
〇双方向テキストの制御文字を編集記号として表示可能に
〇縦書きCJK文書と右から左へ記述する文書のオブジェクト操作を改善
〇Writerにヘッダー、フッター、余白を隠すDraft表示を追加
〇WriterのQuick Findサイドバーからコメントを検索可能に
〇画像を多数含む大規模なWriter文書の読み込みを高速化
〇Calcのピボットテーブルに集計フィールドを追加
〇Calcにセル範囲の順序をランダム化するShuffleコマンドを追加
〇Calcのセルスタイルで相対フォントサイズをサポート
〇XLSXファイルで参照先セルに含まれる改行の処理を改善
〇Microsoft Officeの新しいグラフ形式を壊さず再保存する機能を追加
〇ImpressとDrawで1つの文書内に異なるページサイズを混在可能に
〇Impressにスライドを名前付きグループへまとめるセクション機能を追加
〇Impressのスライドパネルにカスタムスライド名を表示
〇16:9と4:3の両方に対応する組み込みテンプレートを追加
〇WriterとCalcでコネクターを使用可能に
〇Notebookbarの背景色をアプリケーションごとに変更
〇文書単位でキーボードショートカットを設定可能に
〇マクロ管理画面からPythonスクリプトを作成および編集可能に
〇Writerの表に行番号と列番号のアクセシビリティ情報を追加
〇特殊文字選択画面をキーボードのみで操作可能に
〇PDF出力の自動テストにVeraPDFを採用
など。

 なお、安定性を重視した運用の場合、TDFは安定性を重視した保守リリースである「LibreOffice 26.2.5」の利用も選択肢として案内している。

 「LibreOffice 26.8」は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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