「GNU Linux-libre 7.2」リリース ─ AMD、Qualcomm、Intel関連ドライバのdeblob処理を更新
Linux 7.2をベースに、rt722-sdcaやTI tac5xx2の新規ドライバもクリーニング
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GNU Linux libre Projectは8月16日(現地時間)、Linux 7.2をベースとした「GNU Linux-libre 7.2-gnu」をリリースした。
「GNU Linux-libre」は、Linuxカーネルからフリーでないソフトウェア・コンポーネントを除去したカーネル。ソースコードに見せかけて組み込まれたバイナリblobのほか、外部の非自由なファームウェアを実行時に読み込む処理や、それらの利用を案内するドキュメントなどを除去または無効化している。
GNU Linux-libreは、FSF Latin Americaによってメンテナンスされ、2012年からGNUプロジェクトの一部として開発されている。完全にフリーなソフトウェアのみで構成されるGNU/Linuxディストリビューションでの利用を主な目的としている。
「GNU Linux-libre 7.2-gnu」では、ベースとなるLinux 7.2で追加・変更されたドライバに合わせて、非自由なファームウェアへの参照などを除去するdeblob処理が更新されている。
「GNU Linux-libre 7.2-gnu」のハイライトは次の通り。
〇ファームウェア読み込みインターフェースの変更に対応
〇amdgpuの新しいblob名をクリーニング
〇Nova coreの新しいblob名をクリーニング
〇QualcommのIrisおよびq6v5関連コードをクリーニング
〇iwlwifi、amdxdna、Adreno、r8152、mt792xの新しいblob名をクリーニング
〇新規ドライバrt722-sdcaおよびTI tac5xx2をクリーニング
〇複数のDevice Treeファイルとドキュメントをクリーニング
〇Linux本体から削除されたhci_bt3cドライバのクリーニング処理を削除
など。
GNU Linux-libreでは、Linux本体に対する変更を最小限に抑える方針を採用しており、除去した非フリーなコンポーネントを同等の自由な実装で置き換えることは原則行っていない。このため、動作に非自由なファームウェアを必要とする一部のGPU、無線LANアダプタなどでは、GNU Linux-libreを利用すると機能が制限されたり、デバイスを利用できなくなるなどの可能性がある。
「GNU Linux-libre 7.2」は、Webサイトからダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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