日本HP、エンタープライズ向け高性能オールフラッシュストレージ「HP 3PAR StoreServ 7450」を発表
日本ヒューレット・パッカードは7月12日、エンタープライズ向けストレージ製品「HP 3PAR StoreServ」の新モデルとして、独自の最適化テクノロジーを搭載した高性能オールフラッシュストレージ「HP 3PAR StoreServ 7450」を発表した。あわせて、Software-Defined Storageのラインアップを強化し、重複排除バックアップの仮想化ストレージアプライアンス「HP StoreOnce VSA」も発表した。
「HP 3PAR StoreServ 7450」は、3PARアーキテクチャーによりエンタープライズの基盤として利用可能な高信頼性や高度な機能を備えつつ、フラッシュに最適化されたアーキテクチャーを採用。既存モデルに比べ、40%向上した処理性能554,000IOPSをわずか遅延0.7msで提供する。同時に価格性能比も60%向上した。従来の3PARファミリーと共通のアーキテクチャーで提供されるため、ミッドレンジからハイエンド、さらにオールフラッシュの各モデルに至るまで、エンタープライズ環境全体にわたり、共通の機能、統合された管理、運用を行うことが可能。今回、さらなる機能強化を行い、パフォーマンスのQoSや、保存データの暗号化、OpenStackのサポートにより、新たなビジネス要件に対応する。参考価格は、最小構成で14,074,200円から。
あわせて発表する重複排除バックアップの仮想化ストレージアプライアンス「HP StoreOnce VSA」は、Software-Defined Data Centerの実現に向けてSoftware-Defined Storage(ソフトウェア定義によるストレージ)製品のラインアップを強化するもの。「HP StoreOnce VSA」では、専用のストレージハードウェアを導入することなく、省スペース・低コストで高性能なバックアップストレージ環境の構築が可能となる。サーバーリソースを有効活用することにより、リソース効率の最大化も実現する。「HP StoreOnce VSA」は連携型重複排除バックアップソリューション「HP StoreOnce Catalyst」の機能を標準で備えており、「HP StoreOnce Backup」アプライアンス各モデルとの連携も可能。用途に応じて、どこでも重複排除ができ、また小さくしたデータを転送し、どこにでも保存が可能。単一テクノロジーでバックアップを統合し、シンプルで効率的な運用を実現する。
http://www.hp.com/jp/
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