日本マイクロソフト、Windows 8.1を提供開始

2013年10月22日(火)

日本マイクロソフトは10月18日、Windows 8の機能を大幅に強化した最新のオペレーティングシステム(OS)として、「Windows 8.1」の提供を開始した。日本を含む320以上の市場において37言語で提供され、Windows 8のユーザーがWindowsストアから無償でWindows 8.1へアップデートできるようになった。また、Windows 8.1のパッケージ製品の提供を開始したのに加えて、ハードウェアパートナー各社より、Windows 8.1を搭載したPCやタブレットが順次提供される。また、Windowsストアで有料のアプリを購入する際に利用可能な「Windowsストア ギフトカード」も順次発売される。

Windows 8.1は、高度にパーソナライズされたコンピューティングを提供するという Windowsのビジョンをさらに進化させるとともに、より迅速で即応性の高い開発を継続していくマイクロソフトのコミットメントを示している。

様々な新機能を実装したWindows 8.1の提供により、モバイルに適したタブレットや2-in-1のデバイスから、より生産性の高いラップトップ、オールインワン、業種別の専用デバイスに至るまで、個人向けと法人向けそれぞれに対して、多種多様なPCやタブレットが次々と登場することになる。

Windows 8.1 の代表的な新機能は以下の通り。

・さらにパーソナルに:スタート画面では、アプリなどを起動するためのタイルを様々な大きさに変更できたり、背景のデザインと色の選択肢が豊富になるなど、ユーザーの好みに合わせて自分だけのパーソナルな画面を設定・利用できるようになった。また、Windowsの起動方法が選択できるようになり、新しいスタート画面を使うことも、従来からのWindowsデスクトップを起動時から使うこともできる。ユーザーが使用するすべてのWindowsデバイスを「Microsoftアカウント」と同期させることもできる。

・より親しみやすく使いやすいナビゲーション:Windows 8.1はWindowsの象徴的な要素であり親しみのあるナビゲーション方法として、スタートボタンを再び採用した。また、すべてのアプリを一覧できるアプリ ビューや、使い方を確認できる「ヘルプ + 使い方」のアプリなどにより、さらに便利に使えるようになった。

・検索機能の強化:新しい「Bing スマート検索」は、デバイス上あるいはWeb上でユーザーが必要なものを、タッチ向けに作られた統合的な画面で容易に見つけらるす。スタート画面でスワイプあるいはタイプするだけで、PC上のドキュメント、SkyDrive上の写真アルバム、お気に入りのアプリ、WebサイトなどをBing スマート検索が見つけてくれる。

・初期状態から多様なアプリとサービスを提供:Windows 8.1は初期状態から様々な用途で利用できる。スタート画面で多種多様なアプリとサービスを提供し、Skypeを使った友人や家族との連絡、「メール」アプリによるメール送信、「Xbox Video」での映画やテレビ番組の視聴、「フード&レシピ」でのレシピの検索など、Windows上でできる様々なことをすぐに簡単に行うことができる。また、Windows 8.1に搭載された最新ブラウザー「Internet Explorer 11」は、タッチ性能の強化、速度の向上、ユーザーが使用するすべての Windows 8.1デバイス間での閲覧履歴、お気に入り、設定の同期を提供する。また、Windows 8.1は 3Dプリンターのプラグアンドプレイ機能を提供するなど、周辺機器との連携も強化された。

・マルチ タスクと生産性の向上:Windows 8.1は、最大4つのアプリを並べて表示し使用できる機能、画面上の各アプリのウィンドウ サイズの柔軟な設定、アプリから別のアプリを起動する機能、改良されたマルチモニターサポートを提供する。これにより、ユーザーはあらゆるモニターで、デスクトップやWindows ストアのアプリを使用できる。

・SkyDriveによるクラウドとの緊密な連携:Windows 8.1は、デバイスや場所にかかわらず、今まで以上に容易に、どこからでもファイルにアクセスできるようになった。SkyDriveを使って、ユーザーはいつでも、どこでも、どのデバイス上でもファイルを作成し、編集、保存、共有できる。

・再設計された「Windows ストア」:Windows ストアが再設計され、「人気上昇中」「新着」などのカテゴリーや、パーソナライズされた推奨機能「おすすめアプリ」により、ユーザーがより簡単に必要なアプリを見つけられるようになった。Windows 8.1では、アプリは自動的にアップデートされるため、ユーザーは常にアプリの最新バージョンを利用できる。


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