IBM、Bluemix上のストリーミングアナリティクスやデータウェアハウスサービスを発表
2015年8月26日(水)
IBMは、Platform as a Service(PaaS)である「Bluemix」向けの新しい一連のサービスを発表した。これらのサービスにより、開発者はクラウドベースのアプリケーションに、新しいアナリティクス機能を素早く採用できるようになる。
今回発表したIBMクラウドの新しいツールは、開発者が自分のアプリケーションの機能範囲を拡大できるようにすることを目的としている。これにより、アプリケーションでのデータのアナリティクスや可視化の統合をシームレスに実現できる、より優れたクラウド体験をユーザーに提供できる。新しいツールは次の通り。
- IBM Streaming Analyticsサービス:現在はオープンベータ版。クラウド上で、データを即座に分析できる機能を提供し、何千ものソースを分析できる。Streaming Analyticsサービスでは、より効率的かつ容易にデータを可視化できる。また、完全にスケーラブルで、必要に応じてインフラストラクチャーを動的に拡大できるため、開発者は重要なビジネスロジックやアナリティクスの構築に集中できる時間を確保することができる。
- IBM dashDB:一般に出荷されているパフォーマンスの高い、非常にスケーラブルなクラウドデータウェアハウスサービス。クラウドでのシンプルかつ速やかな情報管理、アナリティクス、ビジネスインテリジェンスの処理を可能にする。MPP(超並列処理)機能を追加し、より高速な照会処理が可能となったほか、OracleやNetezzaとの互換性により、dashDB MPPは既存のデータベース資産と容易に接続し、超並列処理クラスターアーキテクチャーに基づく新たなレベルのパフォーマンスを達成する。組み込みのNetezza Analyticsのライブラリーや、Watson Analytics、R、Cognos、サード・パーティー製BIツールセット(Looker、Aginity Workbench、Tableauなど)との統合によって、より難しい問題をすばやく解決できる。また、dashDBは、Twitterデータやオープンデータと統合でき、DataWorksによるデータの準備をサポートする。
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