Adempiereでデータ登録画面を作る

2011年2月14日(月)
久保田 大輔

ウインドウへプロセスを追加

作成したプロセスを、この記事で作成したウインドウ(Sample Window)に、ボタンとして登録します。

まずは、メニューから「アプリケーション構成 > 要素」を選択して、「要素」ウインドウを開いてください。

レコードを新規作成して、「DBカラム名」に「sample_process1」、「名前」に「SampleProcess1」、「テキストを印刷」に「SampleProcess1」と入力して、「実体タイプ」で「Dictionary」を選択してください。保存アイコンを押してレコードを保存してください。

次に、「テーブルとカラム」ウインドウでレコードを追加します。メニューから「アプリケーション構成 > テーブルとカラム」を選び、「テーブルとカラム」ウインドウを開いてください。

「テーブル」タブで、「SAMPLE1」という名前のレコード(この記事で作成したレコード)を選択してください。「カラム」タブでレコードを新規追加します。

各項目は、以下のように入力してください。

入力項目
「DBカラム名」 sample_process1
「システムエレメント」 sample_process1
「名前」 sample_process1
「長さ」 1
「参照」 ボタン
「プロセス」 Sample_Process1_Sample Process1

「カラムを同期」ボタンを押してください。データベースにカラムが作成されます。

最後に、「ウインドウ、タブ & フィールド」ウインドウで、ボタンを表示するためにレコードを追加します。メニューから「アプリケーション構成 > ウインドウ、タブ & フィールド」で、「ウインドウ、タブ & フィールド」ウインドウを開いてください。

「ウインドウ」タブで、この記事で作成したウインドウ(Sample Window1など)のレコードを表示してください。「タブ」タブに移動して、作成したタブのレコードを表示してください。「フィールドを作成」ボタンを押してください。「フィールド」タブにレコードが作成されます。

これで、プロセスの設定は完了です。作成したプロセスのボタンは、一度ログアウトしてログインし直すと表示されます。

図5: 作成したウインドウ(Sample Window1)のレコードを表示する

図5: 作成したウインドウ(Sample Window1)のレコードを表示する

作成したプロセスの実行

新規作成したウインドウの「SampleProcess1」ボタンを押して処理を実行すると、「Description」(説明)に、「このメッセージはプロセスにより入力されました。」というメッセージが自動で入力されます。

図6: メッセージが自動で入力される

図6: メッセージが自動で入力される

各項目の表示順は、「ウインドウ、タブ & フィールド」ウインドウの「フィールド連続番号」タブで変更できます。

図7: 各項目の表示順は「フィールド連続番号」タブで変更できる

図7: 各項目の表示順は「フィールド連続番号」タブで変更できる

以上が、Adempiereのウインドウとプロセスを作成する方法です。

このほかのAdempiereの開発に関する情報

Adempiereの開発には、ソース・コードの取得が必要です。ソース・コードを取得する方法は、以下のページを参照してください。

ソース・コードを取得すると、EclipseなどのIDEを使ってAdempiereのプログラムをステップ実行したり、実行時の変数の値を見たりすることができます。Adempiereのデバッグの方法は、以下のページを参照してください。

adempiere.jp

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