クラウドとの認証連携
2011年2月18日(金)
4.3.3 SAMLレスポンスの生成
社内ポータル(Identity Provider)は、下記のようなSAMLレスポンスを生成します。
ポイント(6) | SAMLでは、Identity Providerが、認証情報(ユーザーはどのような方法で認証されたかなど)をアサーション(Assertion)と呼ばれるXMLで作成します。 SAMLでは、アサーションを相手サイトに渡す場合、認証レスポンス(Response)と呼ばれるXMLでさらに包みます。 各電文のXML形式は、SAMLの「Core」仕様書に記述されています。 |
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次に、Identity Providerは、認証レスポンスが改ざんされないように認証レスポンスに、XML署名と呼ばれる方法で署名を付けます。この署名には最初に作成した秘密鍵を使用します。
ポイント(7) | SAMLでは、社内ポータル(Identity Provider)からsalesforce(Service Provider)へ送る認証レスポンスには、XML署名を必ず付けます。 XML署名を付けることで、悪意のあるユーザーが認証レスポンスを改ざんすることを防ぎます。 |
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4.3.4 SAMLレスポンスの送信
社内ポータル(Identity Provider)は、上記で作成した認証レスポンス(XML)をBASE64でエンコード後、下記のようなHTMLを使用し、ブラウザ経由で、salesforce(Service Provider)へ認証レスポンス(XML)転送します。
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