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Node.jsとExpress.jsで開発したWebアプリをeXcaleで動かす

2013年1月17日(木)
西谷 圭介

Node.jsとは

Node.jsとはサーバサイドJavaScriptの代名詞とも言え、軽量で高速に動作するプラットフォームです。そのためイベントループとノンブロッキングI/Oという2つのモデルが採用されています。

これらの詳細な解説は他に譲りますが、非常にスケーラビリティの高いプラットフォームとして注目を集めています。

nvmを使ったNode.jsのインストール

Node.jsは開発のペースが非常に速く、新しいバージョンが頻繁にリリースされます。また、Node.jsのバージョンによってフレームワークが使えなかったりということも発生しがちです。そこで複数のバージョンのインストールをして、コマンド1つで使うバージョンを簡単に切り替えられるツールを利用します。

このようなツールは幾つかありますが、今回はnvm(Node Version Manager)というものを利用します。なお、筆者の環境がMacのため以降の解説はMacの場合の例となります。

nvmのインストール

インストールはgithub上のインストールスクリプトをシェルに渡すことで行います。curlもしくはwgetを使用して以下のコマンドを実行します。

※curlの場合

curl https://raw.github.com/creationix/nvm/master/install.sh | sh

※wgetの場合

wget -qO- https://raw.github.com/creationix/nvm/master/install.sh | sh

インストールスクリプトはホームディレクトリの.nvmというディレクトリにnvmのリポジトリをクローンし、ログイン時に環境設定用のシェルスクリプトを読み込む設定を.bash_profileに追加します。インストールが完了したらnvmコマンドにパスを通してバージョンを確認します。

$ . ~/.nvm/nvm.sh
$ nvm version
v0.8.16

Node.jsのインストール

nvmのインストールが完了したら、早速nvmを利用してNode.jsをインストールします。今回は最新の安定版であるv0.8.17をインストールします。

$ nvm install v0.8.17
$ nvmls
v0.8.17
current: 	v0.8.17

なお、nvmls-remoteを実行するとインストール可能なバージョンのリストが表示されます。試しに最新の開発版であるv0.9.5を導入して切替動作を確認します。

$ nvm install v0.9.5
$ nvmls
  v0.8.17	    v0.9.5
current: 	v0.9.5

先ほどと比較してcurrentがv0.9.5になっています。これは使用するNode.jsのバージョンがこの時点ではv0.9.5になっているということです。v0.8.17に戻しておきます。

$ nvm use v0.8.17
Now using node v0.8.17
$ nvmls
  v0.8.17	    v0.9.5
current: 	v0.8.17
$ node -v
v0.8.17

nvmlsコマンドでローカルにインストールされているバージョンの一覧が確認できます。最後に、このままではターミナルを開くたびにnvmインストール時のNode.jsのバージョン(今回はv0.8.16)に戻ってしまったり、nvmコマンドへ毎回パスを通す必要があるので、デフォルトで利用するバージョンを設定した上で、.bash_profileなり.bashrcにnvm.shを読み込むように設定しておくといいかと思われます。

$ nvm alias default 0.8.17
default -> 0.8.17 (-> v0.8.17)
$ nvmls
  v0.8.17	    v0.9.5
current: 	v0.8.17
default -> 0.8.17 (-> v0.8.17)

※bash_profile等へ追記

if  ; then source /Users/ホーム/.nvm/nvm.sh ; fi

Node.jsでHello World

さて、ここからは実際にeXcale上にデプロイするアプリケーションをNode.jsで作成していきますが、まずはNode.jsのオフィシャルサイトにあるシンプルなWebサーバを実装するサンプルを試してみましょう。

var http = require('http');
http.createServer(function (req, res) {
  res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
  res.end('Hello World\n');
}).listen(1337, '127.0.0.1');
console.log('Server running at http://127.0.0.1:1337/');

このサンプルではまずhttpモジュールをhttpとしてロードしています。次にhttpオブジェクトのcreateServerメソッドに対し、無名関数として常に同じレスポンスを返すように指定しています。レスポンスの内容はHTTPステータスが200で、ヘッダとしてContent-Typeがtext/plainとセットしています。またレスポンスボディは"Hello World"という文字列になっています。

createServerメソッドはサーバオブジェクトを返し、そのlistenメソッドでポートとIPアドレスを指定してサーバを実行しています。これをまずローカルで実行してみましょう。上記の内容をexample.jsという名前で保存し以下のコマンドを実行します。

node example.js

ブラウザからhttp://127.0.0.1:1337/にリクエストしてみてください。Hello Worldという文字列が表示されます。

TIS株式会社

TIS株式会社所属。金融系基幹システムの開発等に従事したのち、サービス企画・開発を担当。IaaS開発を経て、現在はアプリ開発者のためのPaaS「eXcale」の開発責任者兼プログラマとして活動中。
Twitter:@Keisuke69
eXcale:http://www.excale.net/

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