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開発に手詰まりを感じたら静的設計を見直そう

2015年1月28日(水)
吉谷 愛
  1. [高梨]素晴らしい! それでは、この辺でリファクタリングに移りましょう。まずはスペアとストライクの判定条件をメソッド化してください。メソッドにしておくと、条件が変更になった場合に対応しやすいですし、「if pins==0」 より「 if strike?(pins)」の方がぱっと見てわかりやすいですよ。
  2. [古谷]確かに「if strike?(pins)」のほうが、何となくそれっぽいですね。こんな感じで良いですか?
スペアの判定条件をメソッド化して抽出

図5:スペアの判定条件をメソッド化して抽出(クリックで拡大)

ストライクの判定条件をメソッド化して抽出

図6:ストライクの判定条件をメソッド化して抽出(クリックで拡大)

  1. [高梨]大丈夫です! それでは、ついでにストライク時のボーナスカウントのロジックもメソッド化して、calc_strike_bonusメソッドをもっとスッキリさせましょう。
  2. [古谷]連続ストライクのボーナスカウントもですよね?
  3. [高梨]その通りです!
ストライクの残ボーナス回数セットをメソッド化

図7:ストライクの残ボーナス回数セットをメソッド化(クリックで拡大)

ストライクのボーナス計算をメソッド化

図8:ストライクのボーナス計算をメソッド化(クリックで拡大)

  1. [古谷]はい、できました!
  2. [高梨]問題なさそうですね。いやいや、古谷さん、ここまでよく頑張りました。見違えるようです。

    それでは、いよいよ「フレーム単位での得点を取得する」メソッドを実装しましょう。まずは、今まで通りのやり方でやってみましょうか? 最初はすべての投球がガターの時、第1フレームの点数を返すテストケースを追加してください。メソッド名は…… そうですね、frame_scoreでどうでしょう? 引数にフレーム数をセットするようにしましょう。
  3. [古谷]えーと……、こんな感じですか? エラーになりますが…
フレーム単位で得点を取得するメソッドの実装開始

図9:フレーム単位で得点を取得するメソッドの実装開始(クリックで拡大)

  1. [高梨]大丈夫です! では、このメソッドを bowlingGame.rbに実装してください。戻り値は0でお願いします。
  2. [古谷]はい…… うーん…… これでいいですか?
ダミーのframe_scoreメソッドを定義

図10:ダミーのframe_scoreメソッドを定義(クリックで拡大)

  1. [高梨]大丈夫です! ん? どうしました? 浮かない顔をしていますよ。
  2. [古谷]いえ、ただ、すごいデ・ジャブ感が……
  3. [高梨]では次に、全ての投球で1ピンのみ倒した時の第1フレームの点数を返すテストケースを追加しましょう。
  4. [古谷]ちょ、ちょっと待ってください!
  5. [高梨]ん? 難しいですか?
  6. [古谷]いえ、そうじゃなくて! あの、今やっていること、連載第1回目と同じですよね? もしかしたら、このまま最初から、同じように全部やり直さないといけないのですか?!
  7. [高梨]おお、気がつきましたか?
  8. [古谷]そりゃ気がつきますよ!
これまでの繰り返しになるのかも?

図11:これまでの繰り返しになるのかも?(クリックで拡大)

フロイデ株式会社 代表取締役

「最新のアーキテクチャを追及し続ける技術者集団」を目指す、フロイデ株式会社代表取締役社長。現在は、自身のCOBOLからRailsまでの非常に幅広い開発経験や、学生や未経験社員への技術指導経験を糧に、技術講師としてソフトウエアエンジニアの育成に注力している。2013年06月より、初心者向けの「はじめようRuby on Rails開発!」シリーズを考案。“技術者の立場にたった、技術者の心に火をつける”熱い講義をモットーとしている。

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