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ボウリングでストライクを取得した場合のテストケースを考える

2014年11月19日(水)
吉谷 愛

はじめに

前回は、「ボウリングスコア計算プログラム」の開発をテスト駆動開発(以下TDD)で実践する過程で、「ExtractMethod」というリファクタリング手法を用いて「スペア」などの少々複雑なテストケースの実装を中心に、初学者の「古谷」がTDDの達人である「高梨先輩」に教えを乞う形で進めてまいりました。今回も「連続ストライク」など、より複雑なテストケースの実装を、前回同様に進めてまいります。なお、この連載ではプログラミング言語RubyでTDDを実現しておりますが、必ずしもRuby経験者が対象ではありません。Ruby未経験者でもプログラミング経験者であれば、ある程度理解できるように考慮して進めてまいります。

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  1. [古谷] 古谷です。前回は、ありがとうございました! TDDのおかげで「スペア」の実装ができました! そしてボウリングのスペアのルールも、ちゃんと理解しました。
  2. [高梨] 高梨です。おめでとうございます。確かに、プログラミング初心者がTDDを用いずにスペアのロジックをいきなりコーディングに落とすのは、ちょっと難しかったかもしれませんね。TDDにはさまざまな効用がありますが、その一つに設計スキルの習得があげられます。これはいつも僕が言っている「初学者こそTDDを学んでほしいし、学ぶべきだ」ということの大きな理由でもあります。
  3. [古谷] そうですね。それに、コードがだんだんと綺麗になっていくのも気持いいです。この勢いのまま今回も頑張りますので、よろしくお願いします。
  4. [高梨] では、まずは前回作成したソースを見てみましょうか?
  5. [古谷] はい、こちらです!

図1: スペア判定のために@shot_noで何投目か覚えておく(クリックで拡大)

  1. [高梨] そうそう、前回は「スペア」などの少々複雑なテストケースの実装を中心に行いましたね。
  2. [古谷] そうです。そして、今日はいよいよストライクのロジックの実装になります。
  3. [高梨] 前回のスペアは「ちょっとした困難」でしたが、比べると今回のストライクは「さらなる困難」と言えます。ですが、慌てず騒がず今まで通りインクリメンタルに、テストケースから考えていきましょう。まず、下記のような投球をした場合、スコアは何点になりますか?
  • 第1投目:10ピン倒す(ストライク)
  • 第2投目:3ピン倒す
  • 第3投目:3ピン倒す
  • 第4投目:1ピン倒す
  • 残り15投球:すべてガタ—
  1. [古谷] すみません。ストライクなんてめったにとったことないので、全然わかりません……。
  2. [高梨] そうでしたね。では、もう一度ボウリングのルールからおさらいしましょう。
フロイデ株式会社 代表取締役

「最新のアーキテクチャを追及し続ける技術者集団」を目指す、フロイデ株式会社代表取締役社長。現在は、自身のCOBOLからRailsまでの非常に幅広い開発経験や、学生や未経験社員への技術指導経験を糧に、技術講師としてソフトウエアエンジニアの育成に注力している。2013年06月より、初心者向けの「はじめようRuby on Rails開発!」シリーズを考案。“技術者の立場にたった、技術者の心に火をつける”熱い講義をモットーとしている。

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