Arduinoを始めよう!(3)Bluetooth編

2013年3月6日(水)
藤原 敬弘

今回はBluetoothを使ってArduinoと通信します。BluetoothとArduinoを使いこなせば、リモートで様々なものを簡単に制御する事ができるようになります。今回はミニ四駆を制御していますが、例えばMP3デコーダシールドと組み合わせて、遠隔で音楽再生を制御したり、サーボモータと組み合わせて外から鍵をあけることもできます。

それでは、早速BluetoothとArduinoの接続を開始しましょう。

今回の作業に必要なパーツ類一覧

今回購入するパーツは以下の5つです。

Bluetoothモジュールは技適を通す必要があるため、基本的に値段が上がってしまいます。このBluetoothモジュールはミニ四駆にも搭載するものなので、ここで購入しておいてください。また、Bluetoothモジュールは接続するために半田付けする必要があります。持っていない人はこのタイミングで半田ごても購入しておきましょう。

Bluetoothモジュールと端子の接続

半田を使って、このようにBluetoothモジュールをソケットと接続します。

Bluetoothモジュールにソケットを接続したところ(クリックで拡大)

まずはソケットを切り取るところから始めます。Bluetoothモジュールに接続できるように、6ピンのソケットを作ります。1ピンを無駄にして、カッターを使って切り取ります。

ソケットを6ピンの大きさに切り取る(クリックで拡大)

切り取ったら、足の先を曲げます。

ソケットの足先を曲げる(クリックで拡大)

一度、Bluetoothモジュールと合わせ、綺麗に接続できることを確認します。

半田付けの前にBluetoothのモジュールに合わせてみる(クリックで拡大)

接続できることを確認したら、半田付けを始めます。半田ごてをコンセントに繋ぎ、3分ほど待ちます。また、その間にスポンジを水に浸しておきます。

半田ごての準備(クリックで拡大)

ここまで準備ができたら、実際に半田付けを始めます。Bluetoothモジュールを表側に向け、ソケットを乗せたら、順番に半田付けしていきます。

注意しながら半田付けを行う(クリックで拡大)

半田付けするときは、半田の先を次の画像のように当ててから、1秒から2秒ほど待ちます。その後、半田を半田ごて先と基盤の間に滑りこませます。そうすると、半田が基盤と端子の間に自然に広がるので、半田を離します。

ここでは、いきなりBluetoothとソケットを半田付けしましたが、購入した基板を使って一度練習すると良いと思います。Bluetoothモジュールは高価なので、半田付けに失敗したらかなり泣けます(筆者も半田付けに失敗して、1つダメにしました…これはソケットを外そうとして失敗したんですが)。十分に練習してから臨んでください。

FULLER株式会社

1986年生まれ。北海道苫小牧市出身。苫小牧工業高等専門学校卒業。
Fuller, Inc. CTO
Webプログラマ、よく利用する言語はPython。Pythonコミュニティによく出没する。
趣味でArduinoやRaspberry Piなどを使って、便利なものを自作する。

twitter: @wutali / github: https://github.com/wutali

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