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  ReadWrite Japan

IoTが牽引する5Gビジネスで通信業社は大損するか?

2018年2月21日(水)
ReadWrite Japan

IoTはさまざまな業界において大きなお金が動く原動力になると騒ぎ立てられているが、あるアナリストはIoTが通信業社の5G規格のビジネスにとって即座に利益をもたらすことは無いと言っている。

RCRwirelessで報じられているが、New Street ResearchのパートナーであるAndrew Entwistleは、IoTと5G企画の関係性を冷ややかな目で見ている。オーストラリアで開かれた5Gに関するセミナーで、Entwistle氏は「IoTが通信業社にもたらすビジネスケースは無い」と語った。

彼の見解は5GがIoTで可能にすることから新しい収入源が生まれると言う業界の見方の逆を行くものだ。

「IoTは設備の製造業社やベンダ、SIerや政府、そして日々の通信サービスの社会的役割に懸念を持つ人たちにとって途方もなく興味深いものだと言うことには完全に同意します。しかしどうしようもないものもたくさんあるのです。はっきり言って、サービスを販売することでデバイスあたり、顧客あたりの増収を考える通信業社にとって全く価値のないものです。」と彼は言う。

その考えを説明するため、Entwistle氏は5Gネットワーク機能を備えたヘルスケアIoTデバイスが導入されている病院を例に挙げる。

5GがIoTにもたらす利益は「一銭もない」?

「これらIoTデバイスで通信業社が手にする利益は一銭もないでしょう。現在彼らは病院のデータルームに引き込む5GB/sの回線を販売しています。10年後にはそれが10GB/sの回線になってるか、5GB/sの回線を半値で売っていることでしょう。そこに通信業社にとってのビジネスケースは見えてきません。将来1000倍の数のデバイスを抱えることになったとして、ならユーザあたりの利益がこれまでの1/1000以上であればビジネスをこれまでのサイズ程度に保てるなどと言う話は、ただの雑な仮定であってビジネスプランとは呼べません。」

通信業社のIoTを活用する5Gビジネスを懐疑的に見る人たちは、通信量(そしてそれが生み出す利益)がそれほど稼げず薄いマージンで運営していくことになるだろうと考えている。

DONAL POWER
[原文4]

※本ニュース記事はReadWrite Japanから提供を受けて配信しています。
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