年末年始もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、マイクロソフトが手がけるファイル共有・情報共有サービス「SharePoint」のVR対応版のリリース予定日を発表したことが注目を集めました。同サービスは、2018年5月に開催されたSharePoint Virtual Summitでアナウンスされていました。
一方AR関連では、グーグルによるモバイル開発者向けの機械学習ツール「MLキット」のアップデートの発表が報じられました。オブジェクトの検出から認識までを端末上で実行できるようになるとされています。
コーディング不要でVR制作 MS「SharePoint」VR対応は2020年上半期か
米マイクロソフトが、「SharePoint」のVR対応版「SharePoint spaces」を2020年の上半期中に正式リリースする予定であることが明らかになりました。
「SharePoint spaces」では、スペース内に格納されている3Dモデルや360度画像、360度映像を使って、簡単にVR環境を構築することができます。VR環境の構築にあたっては、コーディングスキルや、Unreal EngineやUnity等のプログラミングスキルも不要です。
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コーディング不要でVR制作 MS「SharePoint」VR対応は2020年上半期か
https://www.moguravr.com/sharepoint-spaces/
スーツ型デバイスのTeslasuitから触覚グローブ 生体データも収集
イギリスのスタートアップTeslasuitは、VR内等で触覚を感じられ、同時にユーザーの生体データを収集するグローブ型デバイス「Teslasuit Glove」を発表しました。2020年前半の出荷を目標としています。
「Teslasuit Glove」はトレーニングやリハビリといった、プロフェッショナル向けのユースケースを想定した製品です。このデバイスの特徴は、各指に搭載する電極で物に触れている感覚を再現することです。同時にプラスチック製の外骨格が、硬い物を掴んだり触ったりするような、抵抗や振動を生み出します。また、ユーザーの手首と指の動きをキャプチャすることも可能とのことです。
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スーツ型デバイスのTeslasuitから触覚グローブ 生体データも収集
https://www.moguravr.com/teslasuit-glove/
手をかざして指輪をAR試着も グーグルが機械学習ツールをアップデート
グーグルは「MLキット」について、AutoML Vision Edge、AutoML Video Intelligence、Video Intelligence APIのアップデートを公式ブログにて発表しました。
AutoML Vision Edgeでは機械学習により、画像認識からAR試着まで応用可能に、AutoML Videoでは物体の動きを追跡できるように、そしてVideo Intelligence APIでは有名企業のロゴを認識可能になりました。ブログでは、それぞれの機能について実例を交えて紹介されています。
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手をかざして指輪をAR試着も グーグルが機械学習ツールをアップデート
https://www.moguravr.com/google-ml-kit-update/
ロレアルがヘアカラーの「ARトライ」導入、Googleレンズと協力で
化粧品のロレアルは、ヘアカラーの販売におけるAR活用をスタートしました。ARトライを導入するのは、ガルニエ(Garnier)ブランドのヘアカラーです。グーグルが提供するGoogle LensとModifaceのARプラットフォームを用いています。
消費者はGoogle Lensのアプリを起動し、ウォルマート店頭で該当商品をスキャンします。するとガルニエの製品ウェブサイトに移動し、ヘアカラーのARトライオンを体験できます。自分の髪の色を変えて確認できるほか、気に入った商品はサイト内で購入できます。
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ロレアルがヘアカラーの“ARトライ”導入、Googleレンズと協力で
https://www.moguravr.com/loreal-hair-color-ar/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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