網膜投影型ARグラスの法人向け受注開始、デバイスやツールの普及進む
今回は先週報道されたニュースの中から、ハードウェア系のものを2つ、ソフトウェア系のものを2つピックアップしました。
中でも特に注目したいのは、スマートフォンで3DCGアバターを作成できるアプリ「Make avatar」のニュースです。3DCGアバターは、バーチャルYouTuberでも使用されています。
この「Make avatar」は、スマートフォンで3D CGアバターを作成可能という点が画期的です。動画制作という技術も、アナログの時代を経てPCで行えるようになり、近年ではスマートフォンでも簡単に作成できるようになりました。今や、動画制作に取り組むための敷居は、以前よりもぐっと下がっています。
VR関連での利用も十分考えることができ、「VRChat」などの3DCGアバターを用いるソフトや体験の敷居を下げることが期待されます。
VRで指をシミュレートできるグローブ、ビジネス版が販売中
手のトラッキングを行うためのグローブを開発しているNoitom社は「Hi5 VR GLOVE」ビジネス版の販売を999ドルで開始しています。同製品は公式ページより購入が可能です。
Hi5 VR Gloveは、プログラム可能な振動フィードバックと取り外し可能なバッテリーを備えています。また開発者向けにはUnityとUnreal Engine 4に対応したSDKが同梱されており、自身のプロジェクトに統合して動かすことができます。
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VRで指をシミュレートできるグローブ、ビジネス版が販売中
http://www.moguravr.com/noitom-hi5-vr-glove-2/
Steam、PC性能に合わせた解像度の自動調整機能(ベータ版)を提供
Valve社が提供するPC用VRプラットフォームであるSteamVRで、4月4日にアップデートが行われました。今回のアップデートでは自動解像度調整といった機能が追加されています。
今回のアップデートでは、VRの低コスト化や開発者の負担軽減につながる自動解像度調整機能も公開されました。この機能はベータ版として公開されており、使用するためには、SteamVRベータに参加することが必要です。
この機能ではGPUの処理速度を測定し、その性能に基づいた適切な解像度でレンダリングするよう、アプリに指示を与えることができます。すべての処理は自動で行われるため、ベータ版に登録するだけで使用できます。
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Steam、PC性能に合わせVRの解像度を自動調整 まずはベータ版から
http://www.moguravr.com/steam-vr-auto-resolution/
QDレーザ、網膜投影ARグラスを法人向けに発売 個人向けも年内に
富士通研究所発のスピンオフベンチャーで、半導体レーザーの開発・製造・販売を行う株式会社QDレーザは、網膜走査型レーザーアイウェア「RETISSA Display」の法人向け受注を2018年4月2日に開始しました。
今回発売する「RETISSA Display」は、同社の「VISIRIUM(ヴィジリウム)」テクノロジーの実用化製品第一弾となるヘッドマウントディスプレイです。眼鏡型のフレームに内蔵された超小型プロジェクターから、網膜に直接映像を投影します。
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QDレーザ、網膜投影ARグラスを法人向けに発売 個人向けも年内に
http://www.moguravr.com/retissa-display-ar/
スマホで簡単に3DCGアバター作成、バーチャルYouTuberにも使える「Make avatar」登場
株式会社シーエスレポーターズ・Gugenkaは、スマートフォンで3DCGアバターを作成できるARアプリ「Make avatar」を発表しました。3DCGの知識がなくても、誰でも簡単にオリジナルのキャラクターメイキングができます。
また、無料のプラグインを使用することで、昨今話題となっているバーチャルYouTuber(VTuber)用のアバター作成にも使用することが可能です。
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スマホで簡単に3DCGアバター作成、バーチャルYouTuberにも使える『Make avatar』登場
http://www.moguravr.com/make-avatar/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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