ザッカーバーグ、2020年代のARグラスのブレークスルーを予言

先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、韓国のスタートアップ企業であるLooxid LabsがVR体験中の脳波を測定するモジュールを発売したニュースが注目を集めました。

VR体験中のユーザーの脳波を測定することで、ユーザーの緊張具合や注目、脳の活動といった指標を取得してリアルタイムに活用することが可能になります。

一方AR関連では、ドイツのボッシュ傘下のボッシュ・センサーテックがCES 2020でスマートグラス用のモジュールを公開しました。引き続き、CES関連の情報も報じられた週となりました。

VR中の脳波測定モジュール、299ドルで発売 ユーザー体験向上に

韓国のスタートアップ企業Looxid Labsは、VRユーザーの脳波を測定するデバイス「Looxid Link」を発売しました。ヘッドセットに装着し体験中の反応を測定・分析することで、ユーザーへのフィードバックやコンテンツ開発に役立てます。

対応するVRヘッドセットはHTC VIVEおよびVIVE Proで、セット価格は299ドル（約33,000円）です。Looxid Labsによれば、Oculus RiftとRift Sに対応するモジュールを、2020年前半までに受注開始するとのことです。

本ニュースの詳細はこちら：
VR中の脳波測定モジュール、299ドルで発売 ユーザー体験向上に
https://www.moguravr.com/looxid-link/

8KのVRヘッドセット「XTAL」、米空軍でも採用

チェコのスタートアップVRgineers社は、企業向けハイエンドVRヘッドセット「XTAL」の次世代版をCES 2020で公開しました。

XTALの現行モデルは5Kの解像度（片目で2,560×1,440）に加え、ハンドトラッキングを採用しています。一方次世代版「XTAL」は、8K解像度（片目4K）でアイトラッキングも搭載しています。オクラホマの米空軍基地で採用の予定があり、今後はパイロット向けVRトレーニングの開発に活用されます。

本ニュースの詳細はこちら：
8KのVRヘッドセット「XTAL」、米空軍でも採用
https://www.moguravr.com/vrgineers-xtal-3/

「情報にアクセスしやすくする」ボッシュの網膜投影スマートグラスは普及を強く意識【CES2020】

ドイツのボッシュ傘下のボッシュ・センサーテックは、10g以下と小型軽量で網膜投影ができるスマートグラス用モジュールをCES 2020にて公開しました。ハードウェアメーカーのOEMに対応し、アプリ開発用SDKの提供も予定しています。

本モジュールは10g以下と軽量で、既存製品よりも30％小型でフレームに埋め込みやすく、自然な見た目の眼鏡型デバイスを実現可能です。Bluetoothでスマートフォンを接続して使用します。トラッキング用のカメラなどは搭載していないため、通知やルート案内、リストなど生活する上でのちょっとした情報を表示することに特化しています。

本ニュースの詳細はこちら：
「情報にアクセスしやすくする」ボッシュの網膜投影スマートグラスは普及を強く意識【CES2020】
https://www.moguravr.com/ces2020-bosch-light-drive-technology/

マーク・ザッカーバーグ「2020年代にARグラスのブレークスルーがある」

フェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、自身のFacebookに2020年代の抱負を投稿しました。それによると、2020年代中にターニングポイントが訪れ、ARグラスのブレークスルーが起きると予測しています。

現在フェイスブックが開発している技術のリリースにより、2030年までにAR/VRで住居費や地理的な機会不平等などの問題を改善できると示唆しています。

本ニュースの詳細はこちら：
マーク・ザッカーバーグ「2020年代にARグラスのブレークスルーがある」
https://www.moguravr.com/zuckerberg-aspirations-2020s/