HPが新型MRヘッドセット「Reverb G2」発表、2020年秋発売

先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。なかでも注目なのは、PCメーカーとして知られるHPによる新型MRヘッドセット「Reverb G2」の発表でしょう。

「Reverb G2」は、2019年5月に発売された「HP Reverb」の後続モデルに当たり、Windows MRヘッドセットとして初めて4つのトラッキングカメラを備えています。これにより、「動きを捉える範囲が1.4倍になる」とのこと。

このほか、HTCの前CEOであるPeter Chou氏の設立したスタートアップXRSPACEが一体型VRヘッドセット「Mova」を発表したり、中国のNetflixとも評される映像配信企業iQiyiが4K対応の新型一体型VRヘッドセット「iQUT 2Pro」を発売したりするなど、VR/MRヘッドセットに関するニュースが話題を集める週となりました。

HPの新型MRヘッドセット「Reverb G2」発表、600ドルで2020年秋発売

HPは新型MRヘッドセット｢Reverb G2｣の詳細を公表しました。価格は600ドル（約64,000円）で2020年秋の発売を予定しています。

「Reverb G2」の開発にはマイクロソフト、およびSteamを運営するValveが協力。Windows MRヘッドセットとして初めて4つのトラッキングカメラを採用したほか、コントローラーのデザイン変更など、さまざまなアップグレードが行われているようです。

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コントローラー不要の一体型VRヘッドセット「Mova」登場、HTC前CEO設立の企業から

XRSPACEは新たな一体型ヘッドセット「Mova」を発表しました。「Mova」はモーションコントローラー不要で操作できるのが特徴。開発者向けを先行してリリース予定しており、一般ユーザー向けの発売は2020年第3四半期中の見通しです。

XRSPACEは通信大手のクアルコムやドイツテレコム、ファッション雑誌のVogueなどとパートナーシップを締結しています。

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「中国のNetflix」が一体型VRヘッドセットを発売。4K対応で約6万円

iQIYIは、4K対応の新型一体型VRヘッドセット「iQUT 2Pro」をリリースしました。販売価格は約560ドル（約60,000円）です。

「iQUT 2Pro」は、クアルコムのモバイル向けチップセット「Snapdragon 835」で動作。iQIYIが2019年にリリースした「Qiyu 2S」は3 DoFトラッキングでしたが、新型は6 DoFに対応。また、HTCのプラットフォーム「Vive Wave」に対応しています。

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クアルコムが「XRビューアー」の提供計画を発表。NTTドコモやKDDI、パナソニックも参画

クアルコムは、世界の通信事業者やハードウェアメーカーと協力し、AR/VRグラスとスマートフォンを接続して動かす「XRビューアー」を提供すると発表しました。

「XRビューアー」は、Snapdragon 855/865を搭載した5G対応スマートフォンとAR/VRグラスとを接続して動かす仕組みで、NTTドコモやKDDIを含めた全世界で15社が開発や商品化を進めています。なお、クアルコムはXRビューアー実現に向けた最適化認証プログラムを提供しています。

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クアルコムが「XRビューアー」の提供計画を発表。NTTドコモやKDDI、パナソニックも参画
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