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レシピと味見でおいしいコーディング

2008年4月30日(水)
池田 若葉

コーディングレシピ!

 制作仕様書とは、簡単に言うとWebコンテンツ制作のための仕様をまとめたものです。制作仕様書に含まれる内容例として下記のようなものがあります。

 1つ目が「デザインガイドライン」で、CI(コーポレートアイデンティティ)規定など、ロゴの色やマージンの詳細情報、サイトデザインの細かなデザインの仕様がまとめられたものです。2つ目が「コーディングガイドライン」でコーディングを行う上で一定のクオリティを維持するためのルールや、それぞれの制作者による制作物の相違をならす表記の統一などがまとめられたものです。

 3つ目が「ディレクトリマップ・サイトマップ(ファイル命名規則)」で、ファイルの命名規則をまとめたサイトマップやWebコンテンツ全体の階層を知ることができるディレクトリマップは、ワイヤーフレーム(Webサイト内の構成要素をまとめたもの)の一部として書かれることも少なくありません。

 4つ目が「文法表記規定(文言統一・ゆれチェック)」でWebコンテンツ内で使用される文言の統一などをとりまとめたものです。

 制作仕様書は、制作に入る前にディレクターから制作者に渡されるため、技術的な仕様の変更や後だしの情報が減ります。仕様を文面に書き留めておくことで、仕様の追加があったとしてもその内容にかかる制作時間などが明確になり、制作者は納期の交渉がしやすくなり安心して制作に取り組むことができます。

 制作仕様書の作成は、プロジェクトにもよりますが、ほとんどがディレクション側で制作します。大人数のかかわるプロジェクトや遷移図の多いリッチコンテンツにおいては、制作途中の小さな変更や修正が大きなタイムロスにつながりますので、制作仕様書はプラグインやそのバージョン情報などの細部まで明確化しておくと良いでしょう。

三ツ星Webサイトを作ろう

 制作側では制作仕様書に基づき制作を行い、提供するサービスの品質、更新性向上を目的として策定したコーディングチェックシートにて制作仕様書に沿った制作ができているかどうかを確認します。

 コーディングチェックシートは、ソースコードが制作仕様書通りにできているかどうか確認するものです。仕様書通りに作られているかどうか制作完了の段階で1次チェック、管理者やディレクターに渡った時点で2次チェック、納品前に案件に関わらない第三者による3次チェックを行う三重チェックが望ましい形ですが、納期やコスト面での問題から、制作サイドとディレクターサイドの二重チェックをすることが多いです。コーディングチェックシートの例は図2を参照してください。

 なお制作側、発注者からの目線だけではなく、エンドユーザーの目線でチェックするように心がけることで、納品時の不備をなくすことにもつながります。

Webデザイナー。2000年~WEBやプログラミングに興味を持ちWeb制作会社や開発会社へ勤務。2008年からフリーランスとして活動しています。

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