2016年に注目すべきアプリの10大トレンド予測
App Annie(アップアニー、本社:米・サンフランシスコ)は、2016年に注目すべきアプリの10大トレンドを分析したレポート、「2016年アプリトレンド予測:tvOSからGoogle Now on Tapまで、アプリがウェブを浸食」を発表しました。
2016年のアプリ10大トレンド
- Google Now on Tap:ディープリンクでアプリの発見が容易に
- eスポーツ:ゲームパブリッシャーにとって新たな収益ストリームに
- メッセージング:文化的要因による分断が続く
- O2Oサービス:アジアに整理統合の波
- 仕事効率化アプリ:新しい入力方法がアプリのイノベーションに拍車をかける
- 金融サービス:変革を迫られるリテールバンク
- tvOS:スマートフォンのセカンドスクリーン化が加速
- YouTube Red:インディーコンテンツの拡大
- ウェアラブル:特化型および企業向けの用途へ
- 拡張現実(AR)と仮想現実(VR):強力なコンテンツプレイヤーが導入を開始、2016年にはさらに加熱
アプリ市場全体がイノベーションにより絶えず変化する中、2015年には予期された通りの出来事に加え、予想外の展開もありました。サブスクリプションやアプリ内広告の増加などに見られるマネタイズの進化、新しいデバイス規格とプラットフォームの登場、それによる開発者およびパブリッシャーのリソースをめぐる競争の激化、そして優れたユーザー体験を提供できるアプリはウェブ上でのユーザーの消費時間や消費金額を浸食しています。
Apple Watchのアプリ開発は、各開発者が用途の発見を試みており、さまざまなカテゴリーに分かれている。
仕事効率化アプリのダウンロード数の増加は、iPadのCPU性能の向上ペースを下回る
iPadの仕事効率化アプリのダウンロード数シェアは、 iWorkとMicrosoft Officeのダウンロードが無料になった今も2010年当時のレベル
2016年は、tvOSとGoogle Now on Tapが、アプリエコシステムの形成に主要な役割を担うと予想されます。加えて、ウェアラブル、eスポーツ、メッセージング、仕事効率化アプリなどさまざまな分野でイノベーションが進むと見込まれています。
アジアのメッセージプラットフォームは、欧米のほぼ単一機能のみのメッセージアプリの利用頻度をはるかに上回る
アプリはますます、人々がより多くの時間とお金を費やす場所になりました。アプリは、ユーザー体験の向上、活気ある競争、新しい市場パラダイムを生活のほぼすべての側面にもたらす上で、欠かせない存在になりつつあります。アプリをまだ開発していないパブリッシャーや、アプリをダウンロードしていない顧客を呼びこもうとするアプリパブリッシャーにとって、モバイルウェブは一定の役割を果たしているものの、現実には、アプリの方がウェブより優れたユーザー体験を提供しているということが読み取れます。
ReadWrite Japan編集部
[原文]
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