PHPを動かしてみる!
PHPを動かすためには
PHPを動かすためには、以下の3つが必要です。
- PHPが動作するWebサーバー
- テキストエディター
- ファイル転送ソフト
まずは、PHPが動くWebサーバーです。PHPは、ほとんどのレンタルサーバーに導入されているので、レンタルサーバーを利用していれば、PHPの動作環境の心配は無いと思います。
現在、PHP4、PHP5の2つが動いている場合が多いですが、PHP4はサポートが終了しているので、これからPHPを利用する方は、PHP5が使えるレンタルサーバーを選ぶのが良いでしょう。
また、XAMPP(ザンプ)というパッケージを利用する方法もあります。XAMPPは、簡単に導入できて練習用の環境を作るだけなら10分以内にセットアップを完了させることができます。XAMPPのセットアップ方法が分からない場合や、問題が発生した場合の回避方法は、PHP入門サイトを参考にすると良いでしょう。
次に2つ目のテキストエディターです。エディターは文字コードを自由に変えられるものを選んでください。Windowsのメモ帳は、文字コードを変更できないので不便な時があります。また、Webデザイナーの方々は、DreamweaverのPHPの編集モードを利用してもよいでしょう。
最後はファイル転送ソフトです。作ったプログラムはサーバーに転送する必要があります。ファイル転送は、FFFTPなどを用意してください。また、FireFoxのアドオンの1つであるFireFTPは、Windows、Macとも共通で利用できるので、複数の環境にまたがる場合などにはオススメです。
まずは、Hello Worldから(echo文)
Hello Worldを出力するのは、プログラミングの基本です。そこで、教科書通りにHello Worldを出してみましょう。
まず、PHPのプログラムが動作するようにするには、ファイル名をhelloworld.phpのように「.php」で終わるようにします。
次に、PHPを記述するときは、PHPの開始を示す「」が必要です。
<?php
echo "Hello World";;
?>
PHPプログラムの記述は、これらの記号の間に記述していきます。
Hello Worldを出力するためには、echo文を使って、「echo "Hello World";」と書きます。行の終わりには、必ずセミコロン「;」を付けるようにしてください。
PHPを記述するときの注意点は、必ず半角英数字を使うことです。スペースを空ける場合も半角のスペースを使います。
日本語などの全角文字が使えるのは、ダブルクオーテーション(")の間のみです。図2の例では、Hello Worldの部分を、「こんにちは」とすることができます。
実際にPHPの出力をブラウザに表示させるときは、図5のようにHTMLの中に記述します。繰り返しになりますが、HTMLが記述されていてもファイル名は、"****.php"になるようにします。
図2の「」が実行されると、Hello Worldという文字に変換されます。また、図2の「
」の部分は、「Hello World
」に変換されてブラウザに渡されます。以後、本連載では、HTMLの部分を取り除いた形でPHPプログラムについて説明していきます。