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連載 :
  Flash×AIR

FlashデザイナだってAIR

2008年6月13日(金)
高澤 真人

ドラッグ&ドロップの処理

 それでは、ドラッグ&ドロップ処理の流れを、順を追って解説します。先ほどダウンロードしたファイルの中から「imageSlidePlayer.fla」を開いて、レイヤー「as」に記述されているActionScriptを参照しながら、5つのステップで確認します。

 ステップ1では、複数の画像ファイルをドラッグしてAIRアプリケーション上にドロップします。「doragdorp」レイヤーにあるムービークリップ「dd」上にファイルをつかんでいるマウスカーソルがくると、指定された関数(dragEnter)を呼び出します。22行目のイベントリスナーで、指定された関数(dragEnter)を呼び出すよう関連付けをしています。

 ステップ2では、マウスがつかんでいるファイルが何であるか調べます。33行目~42行目の処理で、マウスがつかんでいるファイルを確認します。hasFormat()メソッドで取得したいファイル形式を指定して、そのファイル形式が含まれているか調べることができます。指定したファイル形式が含まれている場合は、trueを返します。

 ステップ3では、マウスがつかんでいるファイルが、画像データ形式であったならドラッグ&ドロップを許可します。40行目のスクリプトで、ムービークリップ「dd」にドラッグ&ドロップを許可しています。

 ステップ4では、マウスボタンを放すと指定された関数を呼び出します。24行目のイベントリスナーで、指定された関数(dragDrop)を呼び出すよう関連付けをしています。

 ステップ5では、ドラッグ&ドロップされた画像ファイルを順番にフェードインフェードアウトさせます。45行目~69行目で、ドラッグ&ドロップされた画像のファイルパスを取得し、フェードインフェードアウトの処理を開始します。

 これでドラッグ&ドロップの処理ができました。続いて、アプリケーションの終了ボタン、最小化ボタンなどをつけて、オーサリングは終了です。

配布方法

 アプリケーションのオーサリングが終了したら、配布のためにAIRファイルを書き出してください。書き出し方法は、前ページの「Hello World!!」を参照してください。

 作成されたAIRアプリケーションを配布する場合、AIRパッケージ(.air)を作成し、それをメールやCD-ROMなどのメディアで配布する方法と、WebサイトからAIRパッケージをダウンロードさせる方法があります。

 これらの方法以外に、Webページ上のFlashから直接インストーラーを起動し、そのアプリケーションが必要とするバージョンのAIRランタイムと制作したアプリケーションを同時にインストールさせる方法があります。これをシームレスインストールと言います。

 シームレスインストールを行うには、使用のブラウザにFlash Player 6以上がインストールされていることが必要です。また、シームレスインストールはAdobe AIRギャラリー(http://www.adobe.com/jp/devnet/air/gallery/)で体験ができます。さまざまなAIRアプリがダウンロード可能ですので、ぜひお試しください。シームレスインストールの方法は、こちら(http://www.adobe.com/jp/special/air/install_guide/)を参考してください。

 これでFlash CS3を使用してAIRアプリケーションが制作できました。次回はFlexを使用して、AIRアプリケーションを制作していきましょう。

株式会社ティーケーラボ
テクニカルデザイナ。ティーケーラボにて、数々の新規事業にテクニカルデザイナとして参加。マルチプラットフォーム対応のFLASHプロジェクトでは、大手メーカーから表彰を受ける。現在、AIRプロジェクトに専任で対応し、新規案件の公開を準備している。http://www.tk-lab.com/

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