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| クラスタリングの設定方法 | ||||||||||||||||
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ここからはTomcatをクラスタで動作させるための設定を行っていきます。2台のサーバを用意し、それぞれにTomcatがインストールされているとします。さらにApacheとmod_jkでロードバランスの設定が施されているもう1台のサーバもあるとします。なお以降の説明では、Tomcatのインストールされているディレクトリを「$CATALINA_HOME」とします。 |
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| Tomcat本体の設定 | ||||||||||||||||
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それではTomcat本体の設定を行います。 Tomcatには設定ファイルがいくつかありますが、ここで変更を加えるのは"server.xml"($CATALINA_HOME/conf/server.xml)のみです。まず"server.xml"の「Cluster」要素がコメントアウトされているのを有効にします。 コメントアウトをはずす部分 |
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<Cluster className="org.apache.catalina.cluster.tcp.SimpleTcpCluster"
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今回はどちらのTomcatでも"mcastAddr"と"mcastPort"はこのままの同じ値とします。また、同じセッションIDの処理を同じサーバで処理させるようにするスティッキーセッションを有効にするためのTomcat側の設定も行います。 以下のように1台目のTomcatは「jvmRoute="tomcat1"」とし、2台目は「jvmRoute="tomcat2"」とします。 1台目の"server.xml" |
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<!-- Define the top level container in our container hierarchy -->
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2台目の"server.xml" |
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<!-- Define the top level container in our container hierarchy -->
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| Apache側の設定 | ||||||||||||||||
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ApacheではTomcatと連携させるためにmod_jkが必要となります。通常はTomcatサイトなどから入手して用いますが、以下では例としてLinuxで"mod_jk.so"をビルドする場合をあげます。
表2:Linuxでmod_jk.soをビルドする流れ ファイルの解凍のコマンド |
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tar zxfv jakarta-tomcat-connectors-current-src.tar.gz
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mod_jkで連携する際に変更、作成が必要なファイルは表3のようになります。 |
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表3:mod_jkで連携する際に変更、作成が必要なファイル |
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| mod-jk.confの設定 | ||||||||||||||||
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以下に"mod-jk.conf"の設定例を示します。 "mod-jk.conf"の設定例 |
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#mod_jkモジュールをロード
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"mod-jk.conf"では、Apacheに"mod_jk.so"をロードするように指示します。また"workers.properties"ファイルを設定ファイルとして用いることやログファイルの指定を行います。 「JKMount」でURLマッピングを行いますが、それは"workers.properties"のワーカーリストの定義である「worker.list」と合わせておいてください。なお、このファイルを作成せずに"httpd.conf"に含めてしまうことも可能ですが、ここでは別ファイルとして作成します。 |
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| workers.propertiesの設定 | ||||||||||||||||
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次に"workers.properties"の設定例を示します。 "workers.properties"の設定例 |
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#ワーカーリストの定義
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"workers.properties"では「どのサーバにロードバランスするか」の設定を記述します。ここではスティッキーセッションを有効にするために「worker.loadbalancer.sticky_session=1」としています。この「1」は「true」でもかまいません。 また「worker.tomcat1.lbfactor=1」でロードバランスの割合の設定を行っています。"lbfactor"をほかのサーバの5倍の値で設定すると、ほかのサーバより5倍多くのリクエストを受け付けることになります。これはmod_jk2の時とは逆になりますので、mod_jk2を使ってこられた方はご注意ください。 最後に、Apacheの設定ファイルである"httpd.conf"に下記の1行を書き加えてください。 |
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Include conf/mod-jk.conf
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